2019年10月に3日間開催された「水曜どうでしょう祭2019」について特集された雑誌『ダ・ヴィンチ(2019年12月号)』を読みました。 2013年11月、前回の「祭」に合わせて刊行された特集号から早6年という時の流れに驚きつつ、今回も「どうでしょう」愛にあふれた内容を楽しませてもらいました。
「祭」の写真レポートやインタビューによる『どうでしょう』特集号
雑誌『ダ・ヴィンチ』は、主に話題の書籍などを紹介している「本の雑誌」です。 毎号、小説やエッセイ・漫画などジャンルを問わず「書籍」について幅広く取り扱われているので、僕にとっては“読む本屋”といったイメージで楽しんでいます。
今号は約6年ぶりとなる「水曜どうでしょう」特集号ということで、情報発表のあとに慌てて予約しました。 他の雑誌でも「どうでしょう」特集号は軒並み即完売というのが当たり前になっているのでドキドキです。
読み応えある「どうでしょう班」へのインタビュー記事
特集の目玉は「どうでしょう班へのインタビュー記事」でしょうか。
2019年12月にテレビ放送が予定されている「水曜どうでしょう」最新作についての思いや、番組のこれまでの道のりなどについて、どうでしょう班ひとりひとりのインタビューが載っていました。
「水曜どうでしょう」という番組に対して、各々がそれぞれ違った思いを抱きながら奮闘して作品を作り上げてきたことがうかがえる内容で、20年を超える歴史を持った番組だからこその深みが感じられる気がします。
また、『ダ・ヴィンチ』ということで、各人が一冊お気に入りの書籍も紹介していたのが興味深かったです。 僕は嬉野先生が紹介していた『コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)』がとても気になりました。
他メンバーが紹介した本については、ぜひ本誌にてご確認を。
さらに最後には、番組に欠かすことのできないマスコット「onちゃん(安田顕さん)」へのインタビューも載っていて嬉しかったです。
写真付きレポートで振り返る「どうでしょう祭2019」
10月に北海道で開催されたイベント「どうでしょう祭2019」の3日間の様子が写真付きレポートでまとめられています。
僕は3日目のラストステージのみLV(ライブビューイング)で楽しみましたが、祭全体の様子も知りたかったのでありがたいです。
写真に映ったファンの方々の笑顔はどれも、みんな心から楽しんでいることが伝わってくるステキなものばかりで、本当に良いイベントだったのだなぁと感慨にふけりつつページをめくっていました。
「どうでしょう」愛あふれる番組の特集記事
「水曜どうでしょう」特集としては上記のほか、これまでの「水曜どうでしょう」を振り返る特集記事も掲載されています。
漫画家さんが描き下ろした「どうでしょう」お気に入りの名場面集では、各漫画家さんによる絶妙に特徴をとらえたイラストで名(迷)シーンが再現されていて楽しめました。
掲載されている漫画家さんは下記の通り。(敬称略)
- 椎名軽穂 : 『君に届け』など<。/li>
- 三宅乱丈 : 『イムリ』など。
- 星野倖一郎 : 『MAR Ω』など。 「どうでしょう祭2019」キービジュアルを担当。
- そにしけんじ : 『ねこねこ日本史』など。
- 桑原太矩 : 『空挺ドラゴンズ』など。
- 増田英二 : 『実は私は』など。
- 平川哲弘 : 『クローズZERO』など。
- 麻生みこと : 『アレンとドラン』など。
他にも、「どうでしょう班」メンバーがこれまでに著したエッセイや小説などの紹介、番組ファンを対象に行ったアンケートの結果発表(人気企画やエピソードなど)といった、実に愛にあふれる読み応えたっぷりな特集内容でお腹いっぱいになりました。
これを読んだら本編をまた観たくなってDVDを引っ張り出してみたりと、自分でもどうしようもなく「どうでしょう」な日々が繰り返されております。
《余談》 雑誌『CUT(カット)』でも「どうでしょう」特集が組まれる予定らしい
『ダ・ヴィンチ』だけでなく、『CUT(カット)』という映像作品などを取り扱うカルチャー雑誌でも「水曜どうでしょう」特集が組まれることが発表されました。
発売は2019年12月19日を予定しているとのこと。
出版社もジャンルも異なる雑誌での特集ということで、『ダ・ヴィンチ』とはまた違った角度からみた「どうでしょう」の姿を楽しめると思うと今から楽しみです。
手に入れ損ねないように、しっかりと予約スタンバイしなくては……!