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貴重な雑誌記事も読める「国立国会図書館」の『遠隔複写』サービスを利用してみた。

国内のあらゆる書籍を収集・保存している「国立国会図書館」の資料を印刷・郵送してくれる『遠隔複写』サービスを初めて利用しました。 もう読むことが叶わないだろうと諦めていた雑誌記事を拝むことができて感激です。

あらゆる書籍を収集・保存している国立国会図書館

国立国会図書館は日本国内で発行された書籍・雑誌等の収集・保存を目的とした図書館で、図書・雑誌だけでも収蔵数は2000点を超えるとのことです。 すごい……!

僕も利用したことこそないものの「国会図書館」という名称はよく耳にしてきました。 論文を書く人が資料を参照するために足を運ぶところというイメージがあります。

資料の一部をコピー・郵送してくれる「遠隔複写」サービスを知る

初めて知ったのですが、国会図書館ではネット申し込みで収蔵している資料の一部をコピー(印刷)・郵送してくれる『遠隔複写』なるサービスを行なってくれています。(有料)

ちょうど読みたい雑誌記事があったのでモノは試しとお願いしてみることにしました。

「遠隔複写」はオンラインから入会手続きするだけで利用

『遠隔複写』サービスは国会図書館のWebサイト上で利用登録するだけですぐに利用可能になるのでお手軽でした。

国立国会図書館オンライン

メールアドレスや印刷物の郵送先などの情報入力のみで、本人確認などは特にありません。 登録後すぐに複写申し込みを行うことができます。

利用に際して「一度に申し込めるのは30件まで」など、いろいろと注意事項が書かれていますので事前にご一読をば。

資料の情報を入力して申し込み。あとは待つだけ。

当然のことながら複写をお願いするためには誌名・著者名などの情報が必要です。

国会図書館のWebサイトには収蔵されている資料を検索することができるフォームが設けられているので、そこから希望する書籍を調べましょう。

書籍が見つかったら、その書籍のどの部分をコピーするのか詳細に入力します。 ○ページから○ページまでといった指定や、雑誌記事や論文の場合は記事名・論文名で指定します。

僕は雑誌のインタビュー記事を読みたかったので、インタビューの記事タイトルとインタビュー対象者名を入力しておきました。 ちなみに、雑誌の何ページに載っているかがわからなかったため、ページ数は指定せずお願いしてしまったのですが、漏れなく該当記事を送っていただけてありがたかったです。

ただ、記事タイトルがわからない等、掲載箇所が特定できない場合は断られてしまうこともあるとのことなので、申し込み前にできる限り情報収集を行なった方がよさそうです。

そのために「記事掲載箇所調査サービス」の利用や、あらかじめ目次ページの複写をお願いするなどといったことがオススメされていました。

資料が届いたら、同封の支払票で代金を払う

申し込み後、特に問題がなければ一週間ほどで資料が郵送されてきます。

資料と一緒に同封されてくる支払票に書かれた金額をコンビニやATMにて払いましょう。 銀行振込も可能とのことですが、おそらく振込手数料がかかると思うのでコンビニなどで払う方がオススメかと。

支払期限は20日以内と書かれていました。 けっこう待ってくれるみたいですね。

料金は一度の申し込みで下記の金額がかかりました。

  • 1枚あたりのコピー代(白黒・カラー/用紙サイズなどによる) × 枚数
  • 事務手数料
  • 郵送料

たまに料金変更なども行われているようなので、利用前には料金表のチェックをお忘れなく!

今回の利用内容と料金

一例として、今回の利用内容とおおよその金額を残しておきます。

・A4用紙(白黒) : 18枚
・B4用紙(白黒) : 8枚

(雑誌8冊)

上記と事務手数料・消費税・郵送料を合計して1200円ほどでした。

雑誌の半分以上は複写不可などといった制約はあるものの、絶版になった雑誌をプレミア価格で買うのに比べれば費用がかからなくて大助かりです。

送料は350円とのことでした。 サイズや枚数によっても変動することと思いますが、参考まで。

今回どんな記事を申し込んだのか

今回お願いしたのは集英社の雑誌『kotoba』のバックナンバーに掲載された、マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦先生の記事です。

荒木先生の記事が掲載されるということで「これは読まねば!」とバックナンバーの在庫を調べてみたところ、残念ながらすでに絶版の様子だったので申し込んでみたのでした。

今回お願いした記事は下記のとおりです。

  • 絵画は空間を支配する」(2014年冬号「美術館を発見する」特集)
  • 映画のような漫画を描きたい」(2016年春号「映画と本の意外な関係」特集)
  • ブレードランナーに見る、融合と境界」(2018年春号「ブレードランナー2019-2049」特集)
  • ホームズに学んだ、物語の基本原理」(2019年夏号「シャーロック・ホームズとコナン・ドイル」特集)

※ 上記のほか「2020年・春号」にも荒木先生の記事「至高の悪としてのDIOの存在」が掲載

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集英社
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各号のテーマに対して、先生のマンガ作品を例に挙げた創作術などが語られていて、僕にはすごく嬉しい内容でした。 読むことが叶って本当によかったです。

遠い記憶にあった『ファミコン探偵倶楽部』に関する雑誌記事も

せっかくなら他にも手に入らない雑誌記事を読みたいと思い、十数年前に「ニンテンドードリーム(ニンドリ)」で読んだ『ファミコン探偵倶楽部』に関するインタビュー記事を探してみることに。

遠い記憶をもとに必死でネット検索することで下記の通り掲載号の情報をゲットすることができました。

  • やればやるほどディスクシステムインタビュー【前編】」(ニンテンドードリーム Vol.118)
  • やればやるほどディスクシステムインタビュー【後編】」(ニンテンドードリーム Vol.119)

2004年にゲームボーイアドバンス用ソフト『ファミコンミニ』シリーズの第3弾「ディスクシステムセレクション」の発売を記念して掲載された記事で、ディスクシステム作品(『メトロイド』や『パルテナの鏡』など)に関わりの深い坂本賀勇氏・清武博二氏・大澤徹氏・山本健誌氏のインタビューが載っています。

前編では『メトロイド』・『パルテナの鏡』の制作秘話、後編では『ファミコン探偵倶楽部』シリーズの制作秘話がそれぞれ語られていて、当時読んだ時の記憶が一気に蘇りました。

『ファミコン探偵倶楽部』の第2作目「うしろに立つ少女」では「本編ラストでプレイヤーを驚かすためにゲーム全体の音量を小さくし、クライマックスの音は最大ボリュームにした」という、僕の印象に強く残っていたエピソードを再び読むことができて嬉しかったです。 これだけはしっかり覚えてました(笑)

NintendoSwitchでのリメイクも控えているなかで、ちょうどいい心の栄養剤になってくれた気がします。 制作会社絡みでちょっと気になるニュースが出たりもしましたが、今はとにかく座して待つのみ! ですね。

研究目的として、とてもありがたいサービス

書籍の中でも雑誌という媒体は特に一期一会といった感が強く、あとから気になる記事を見つけても既に手に入らない状態ということも珍しくありません。

そんな悲しい状況から、今回知った『遠隔複写』サービスが僕を救ってくれました。

書籍の売り上げに少しでも貢献するため在庫がある時には積極的に購入を検討しますが、絶版・プレミア化など入手が困難なものについてはまた複写を利用させてもらいたいと思います。

ホント、ありがたいっす。

外部リンク

遠隔複写サービス – 国立国会図書館 公式Webサイト

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六味

六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。