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原作未読でも楽しめた『DEVILMAN crybaby』


先日VODサービス「Netflix」にて配信開始となったオリジナルアニメ『DEVILMAN crybaby』全10話を観終えました。恥ずかしながら『デビルマン』については名前を知っている程度の知識でしたが、『DEVILMAN crybaby』はすごく楽しめました。

VODサービス「Netflix」

「Netflix」はインターネット動画配信(VOD)サービスの一つで、月額契約でドラマや映画、アニメ作品が見放題で楽しむことができます。

初めての利用の場合は1ヶ月間無料で体験する事が可能で、今回はその無料体験を試してみることにしました。(期間内に解約すれば料金はかからないとのこと)

「Netflix」限定タイトルの『DEVILMAN crybaby』

漫画家・永井豪先生の作品『デビルマン』をアニメーション監督・湯浅政明さんが現代的なアレンジを加えて制作されたアニメ『DEVILMAN crybaby』が先日「Netflix」限定で配信開始されました。

湯浅政明さんは今までに『ピンポン』や『夜は短し歩けよ乙女』、『夜明け告げるルーのうた』などといったアニメ作品を手がけられており、その独特な画作りが魅力的なアニメーション監督です。

そんな湯浅監督が『デビルマン』のアニメ化に携わるとのことで興味を持っていたところ、「Netflix」には無料体験があることを知ったので観てみることにしました。

地上波ではまず不可能であろう衝撃的な映像の連続

僕は『デビルマン』の漫画や過去のアニメ版には触れたことが無いので詳細についてはわかりかねますが、『DEVILMAN crybaby』は原作漫画のストーリーをベースに現代的なアレンジが加えられた作品のようです。

僕の中での「デビルマン」は青い身体で必殺技を叫びながら悪者をやっつけるヒーロー然としたイメージが強かったので、漫画原作に近いであろうハードな描写の連続には衝撃を受けました。

全編通して「エロ」「グロ」のオンパレードで、まず地上波で流すのはムリだろうと感じさせられます。しかし、エログロ満載ではあるものの、湯浅監督のポップな作風や色彩によってマイルドにされていて、そういった描写が少し苦手な僕でも嫌悪感なく物語に集中することができました。

映像はもちろん物語も見応えあり

ショッキングな映像に目を奪われがちですが、物語もとても楽しめました。原作漫画で描かれた数々のエピソードも盛り込まれていたようで、噂で耳にしたことのある衝撃展開も待っているので目が離せません。

人間たちの中に悪魔(デーモン)が紛れていることが明らかになり、疑心暗鬼に陥った人々が互いに命を奪い合う世の中。デビルマンとなった主人公・不動明は自身も駆逐の対象とされながらも、それでも人間たちを守ることを決意します。

悪魔の身体となっても人間の心を失わなかった明の行動と、隣人を信じられなくなり残忍に命を奪う人間たちの悪魔のような所業との対比には考えさせられるものがありました。

そんな残忍な人間たちが明の訴えによって改心する場面があるのですが、心が通じ合った良いシーンのようでありつつも人間の移り身の早さを皮肉っているようにも見えてゾッとした、個人的に印象的な場面です。

主題歌・劇伴がすごくイイ

劇中で流れる楽曲・BGMがどれもすばらしいものばかりです。

電気グルーヴのオープニング主題歌「MAN HUMAN」や、卓球と旅人(石野卓球、七尾旅人)による第9話特別エンディング曲「今夜だけ」、女王蜂のアヴちゃんが昔のアニメ主題歌「デビルマンのうた」をカバーした「Devilman No Uta」はどれも頭に残る楽曲で、先日販売も開始されたのでさっそく購入してリピートしまくってます。

BGMをまとめたサウンドトラックも同時に販売が開始されていました。

ちなみに……劇中での「Devilman No Uta」の使われ方はかなりニクいです。下手するとトラウマものです。

「Netflix」限定だけど凄くオススメしたい作品

DEVILMAN crybaby』は「Netflix」限定配信ですが、無料体験や月額契約してでも観る価値のある作品だと感じました。鑑賞後の感情を自分ひとりでは抱えきれずに、今でもネット上に書かれた感想を探して読むことでなんとか消化しています。

元となった漫画原作は今から40年以上前に描かれたというのだから驚かされます。数多くの作品が『デビルマン』の影響を受けているという話も納得の内容でした。機会を見つけて漫画版も読んでみたいです。

ショッキングな内容ではあるため、万人にオススメするのは難しいかもしれませんが「とにかく観てほしい!」と思わせてくれるアニメでした。

リンク

Netflix 公式サイト

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。