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ようやく観られた『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』


今年9月末に封切られたアニメ映画『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』。こちらの地域では12月になるまで上映館が一つもなく、先日ようやく観ることが叶いました。やっぱり好きです、『ユーフォ』。

TV版(第2期)の総集編。でも、やっぱり面白い

劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』は、京都アニメーションによる同名の小説(作:武田綾乃)が原作のTVアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズの劇場作品第2弾です。

TV版の第1期の内容に新規カットなどを加えて再構築された劇場版第1弾と同様に、今作『届けたいメロディ』はTV版第2期の数あるエピソードの中から主人公の1年生・久美子と3年生の先輩・あすかの物語にスポットを当てて再構築された内容になっていました。

既にTV版で観ていた物語ではありましたが、何度も観てもやっぱり面白かったです。

「久美子とあすか」の物語だけが見事に抽出されていた

TV版第2期では久美子とあすか先輩のやりとり以外にも吹奏楽部内で起きた数々の事件が描かれていましたが、今回の映画ではそのあたりの物語はバッサリとカットされていました。それでも、一本の映画としては何の違和感も感じることなく最期まで楽しむことが出来ました。

劇場版第1弾もそうでしたが、TV版から美味しい部分を全て吸い上げてしまうのではなくて、それぞれに良さを持たせた作りになっているところが個人的に好みです。このあたりがただの総集編ではなく、一つの映画作品として成り立っていると感じさせられるポイントです。

劇場の音響で聴く演奏シーンがたまらない

吹奏楽部が舞台の作品なのでもちろん合奏シーンが登場するのですが、映画館の音響設備でこれを聴くことが出来るのがTV版とは違った魅力です。

演奏はもちろん、その直前の静寂の中で聴こえてくる生徒たちや指揮者・滝先生の衣擦れや息遣いからは緊張をはらんだ空気感までもが伝わってくるようで、こちらまで身体がこわばってしまいました。

昨年、たまたま高校生の吹奏楽コンクールを観覧する機会があったのですが、その時に感じたピリッとした会場の空気が見事に再現されているように感じました。

「フォトセッション」という初めての体験


本編が始まる前に、コミカルなタッチで描かれた登場人物たちが写真撮影をするというやりとりしている映像が流れたので短編作品でも始まったのかと思ったのですが、どうやら自前のスマホやカメラでスクリーンに映し出された特別なイラストを撮影することができる「フォトセッション」という時間だとのことでした。

登場人物による「フォトセッション」タイムに関する注意事項の説明(スマホの電源入切や撮影のタイミングなど)があった後、しばらくの間キャラクターが集合した特別なイラストが映し出されたので、スマホの電源を急いでオンにして写真に収めました。
イラストの内容は週によって違っていたようです。全部で何種類くらいあったのか、気になります。

普段はスマホの電源を切らなくてはいけない空間なので少し気が引けるような不思議な気持ちになってしまいましたが、一味違った映画鑑賞の思い出ということで面白い試みでした。

ちなみに、注意事項の中ではSNSやブログへの投稿はOKという旨も説明されていました。口コミ効果に一役買っていたりするのでしょうか。

来年公開予定のスピンオフもとても気になる

先日、京都アニメーションから発表された映画『リズと青い鳥』。恥ずかしながらこの作品が『ユーフォ』関連の作品だったとは全く知らず、つい最近観た特報映像に映った希美先輩とみぞれ先輩2人の姿に凄く驚くと同時にテンションが上がりました。

タイトルに『ユーフォ』の名が無いことやキャラクターデザインが従来のシリーズとは少し違うことから、また新たな『ユーフォ』ワールドが観られるのかと否応なしに期待が高まります。

原作となる小説の最新作はまだ読めていないので、どんな物語が描かれるのかも今からとても楽しみです。

おわりに

昨年も劇場版第1弾や公式イベント(定期演奏会)への参加など『ユーフォ』に対する熱はかなり高かったですが、今年から来年にかけてもまだまだその熱は冷めるヒマがないようです。とりあえず、ブルーレイを観なおしたり原作を読んだりして少し落ち着こうと思います。

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。