* このページではアフィリエイト広告を利用しています

趣味

丹地陽子さん特集『イラストレーション(2018年3月号)』


イラスト関連の情報を取り扱っている雑誌『イラストレーション』の最新号(2018年3月号)にて、イラストレーター・丹地陽子さんの特集が組まれています。丹地さんのイラストが大好きなのですぐに飛びつきました。

この記事では40ページにわたる丹地陽子さん特集についての感想を書いていきます。

《後日追記》初画集が2021年に発売決定とのこと!

先日、丹地陽子さんの初画集となる『丹地陽子作品集』が2021年10月21日に発売されるとの情報が発表されました! ずっと待ちわびていたファンも多いのではないでしょうか。

情報によると「218ページ・フルカラー」ということで、丹地さんの作品をたっぷりと楽しめる内容になっていそう。

こちらの記事で紹介している『イラストレーション(雑誌)』のインタビュー記事も読み応えバツグンですが、がっつりと作品を堪能したい人は『作品集』もチェックをお忘れなく……!

↑↑↑↑↑ 追記ここまで ↑↑↑↑↑

巻頭40ページにわたる「丹地陽子」特集

イラストレーターとして数多くの書籍の表紙や挿絵を担当されている丹地陽子さんの作品解説やインタビューが40ページにわたって掲載されていました。全体の3〜4割を占める構成で読み応えがありました。

作品解説ではこれまでに担当された書籍の表紙イラストが大きく載せられており、プチ画集といえるような満足感がありました。さらに丹地さんのコメントも一枚一枚に添えられており、どのようなことを意識して描き上げられたかなどを知ることができたのが嬉しかったです。

書籍関連だけでなく丹地さんがTwitterに掲載している、月曜日に対する憂いを表現したイラスト「I hate Mondays」シリーズについても紹介されていました。

作品のラフ画やメイキング、アトリエ紹介も掲載

掲載されている作品の中にはラフ画も一緒に載っているものがありました。表紙として採用されたイラストと見比べることができ、途中工程でのオブジェクト追加や色彩変更などを追うことができます。

今号の表紙イラストのメイキング記事も載っていて、下書きから完成までどのように描かれているのかが解説されていました。メイキング記事って、大好きです……。

その他、丹地さんが作業をされているアトリエの様子がご本人のイラストで紹介されていて、「こういった環境でお仕事されているのか……」とちょっと感動しました。

インタビュー、対談記事も充実

作品紹介だけでなくデザイナー・坂野公一さんとの対談や丹地さんへの単独インタビューも載っています。

丹地さんのイラストが表紙の装幀デザイン(※1)を手掛けられたデザイナー・坂野公一さんとの対談では、これまでのお仕事を振り返りながら丹地さん(イラストレーター)と坂野さん(デザイナー)それぞれの立場から装幀に対する考えなどが語られていました。

※1 装幀デザイン=書籍の表紙やカバーなどのデザイン。表紙を飾るイラストやタイトル文字の配置や帯など書籍の外観全体が含まれる。

坂野さんが語られた「デザイナーの目から見た丹地さんの絵の魅力は、キャラクターの個性が強すぎもせず弱すぎもしないというところ」という言葉が印象的でした。

丹地さんへの単独インタビューでは、イラストのお仕事をするようになった経緯や物語に合わせて幅広い画風で描くことについて意識していること、スランプ脱出法などが語られていました。

(余談)ワコムの「イラストレーターのわ」などを思い出す

丹地さんへのインタビューといえば、ペンタブレットのワコムのサイトに掲載されていたイラストレーターへのリレー形式のインタビュー企画「イラストレーターのわ」や、季刊エスのサイトに掲載されていたインタビュー記事を何度も読んでいたことを思い出しました。

今回に限らずインタビュー記事を読むのがとても好きです。その人がどんなものに触れてきたのか、どんなことを意識して作品をつくっているのかなど、人柄に触れることができるのが良いです。

おわりに

表紙から中身まであまりにも素晴らしくて夢中で読んでしまいました。イラストの載せ方もさすが専門誌だけあって、サイズや配置などが見やすいレイアウトになっていて良かったです。

丹地さんの特集記事以外にも多くのイラストレーターの作品紹介・インタビュー記事が載っていて充実の内容でした。

ちなみに、4月発売予定の次号では「ファイナルファンタジー」シリーズや「ニーア:オートマタ」のキャラクターデザインを担当された吉田明彦さんが特集されるとのこと。こちらも気になります……!

リンク

趣味

この記事をシェアする

六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。