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凄い情報量!『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド 公式設定資料集 MASTER WORKS』


先日、新たなダウンロードコンテンツ(第2弾)の配信が開始されたことで話題のゲーム『ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド 』の公式設定資料集「MASTER WORKS」が発売されたので早速手に入れました。本のサイズ・重さに違わぬ情報量の多さ! 素晴らしい1冊でした。

イラスト・設定資料・歴史・インタビュー……『BotW』の世界を芯まで味わえる1冊

まず驚くのが本のサイズと重さです。同シリーズ30周年記念書籍の前2巻『ハイラル・グラフィックス』『ハイラル百科』と同じ規格なので既に同じものを目にしてはいましたが、まるで百科事典のような外観はやっぱり何度も見てもインパクトがあります。

中身のその外観に違わぬ情報量の多さでした。『BotW』の広報で使用されたイラストが大判で載っていたり、登場するキャラクターたち(モブ含む)や背景美術の設定資料、『BotW』世界の歴史解説や開発者のインタビューなどなど……これでもかというくらい充実の内容で、まるで図鑑で調べ物をしているかのような読書体験でした。

世界への没入感をより一層高めてくれる設定資料の情報

掲載されていた設定資料はどれも見応えのあるものばかりで、ゲーム画面からだけでは気付きにくい細かな意匠なども知ることができてとてもワクワクしました。

それぞれの資料にはデザイナーさんがどのような点を意識してデザインしたかなどといった制作に関するコメントも載っているので、それも踏まえた上で改めてキャラクターや風景を見てみるとまた違った見え方がしてくる気がしました。

キャラクターの設定資料はゲームに実際に採用されたデザインはもちろん、正式なデザインに決定するまでの仮デザインも載っていて、キャラクターによってはゲームに採用されたものとはかなり違っているキャラクターもいて驚きました。

個人的には本編に登場する重要なキャラクター「シド王子」のデザインが変更になった理由が興味深かったです。キャラクターデザインというのは単純に見た目の良さを追求するだけではなく、画面上での見え方や遊びやすさまでをも含めて考えられているのだと知りました。

『BotW』の世界で何が起こっていたのかを紐解く歴史解説

設定資料だけでなく作品世界の歴史解説まで載っている充実ぶりには驚きました。『ゼルダの伝説』シリーズはそれぞれの作品が独立した物語でありながらも歴史の上では繋がっていると設定されています。

新作が出るたびにファンの間ではゲーム上で明らかになった事実をもとに「今作はどの時点での物語なのだろう」という議論が熱く交わされるのが恒例です。

「MASTER WORKS」では他の作品との繋がりは明かされていませんでしたが、『BotW』の世界・歴史に関しては非常に濃い解説がなされていて読み応えがありました。特に本作では大きく時代を隔てた複数の時間軸で物語が進行しているため、どの時代で何が起こっていたのかがわかりやすく情報整理されて載っているのは作品をより深く知る上でとても助かりました。

物語にどっぷりと浸かりたい人、作品世界について考察したい人にはかなり有益な資料になるのではないでしょうか。

「ゲーム」の枠を飛び越えたアイテムってやっぱり良い

今回のような設定資料集はもちろん、作品独自の世界観を構成する上で欠かせない”音楽”が収録されているサウンドトラックCDなど、ゲーム本編にとどまらず作品の魅力をより深く知ることができるアイテムってやっぱりステキです。

近年、あまり本やCDが売れなくなっているという話も耳にします。その影響からか、サントラや攻略本が発売される作品の数も少しずつ減っている印象があります。

僕はジャンルを問わず制作(創作)のウラ側というものに興味があり、インタビューや設定資料を読むのが大好きです。今後もこういったアイテムが発売されていくことを願っていますし、できる限り応援していきたいと思っています。

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。