今年のことを振り返る記事について、こちらでは「買って良かったもの」をまとめていきます。
OKIPPA(宅配ボックス)
今年一番「買って良かったなぁ」と実感できたのはこの『OKIPPA』だと思います。
不在時でも宅配便が受け取れるようになる宅配ボックスです。一般的な箱型の宅配ボックスと違って普段は小さく折りたたまれているバッグ型のため設置場所に悩むこともありません。
また、昨今の時勢による影響から非対面での受け取りが主になっていることもあり、チャイムなしでOKIPPAに入れていってくださることも多くて助かっています。(本当は配達員さんに面と向かって感謝を伝えたいですが、世の状況が戻るまではガマンということで……)
ちなみに郵便局からの配達物(ゆうパック等)を宅配ボックスに入れてもらいたい場合には郵便局へ専用の申し込み書を提出する必要があるそうなのですが、この『OKIPPA』に限っては申し込みがいらないとのこと。 それが数ある宅配ボックスの中から『OKIPPA』を選んだ決め手のひとつになりました。
◆ 宅配ボックス等への配達(指定場所配達)のご利用方法 – 日本郵便公式サイト
とにかく、これで配達を待ち続けてなかなかトイレに行くタイミングをつかめない生活とオサラバできて嬉しいっす。 バカバカしく思われるかもしれませんが、現実的にけっこう切実な話じゃあないでしょうか。
オムロン UPS(無停電電源装置) WB55T
パソコン(PC)と部屋のコンセントの間に接続することで、停電が起きた際などに数分間バッテリー駆動させることができる周辺機器です。
停電が起こるタイミングでPCを使っていたりすると当然電源は強制的にシャットダウンされるわけで、正しい手順を踏まずに電源が切られると電子機器にとって大きな負荷・ダメージとなってしまいます。 最悪、壊れることも。
それを防いでくれるのが『UPS(無停電電源装置)』なのです。 停電などで壁のコンセントから電力が届かなくなると自動的にバッテリー駆動によって電力供給を続けてくれます。
一点注意が必要なのは、UPSは電源の無い場所でPCを使うための道具ではなく、あくまで「停電してからすぐ安全にPCの電源を切れるだけの時間」となる数分間だけ電力を供給してくれるものだということです。 ポータブル電源とは少しジャンルが異なりますね。
UPSにはいくつも種類がラインナップされており、主にバッテリー容量や一度に繋げておける機器数(消費電力量)などに違いがあります。 僕はデスクトップPCとディスプレイを使うのに十分な電力を供給できるこの型を選びました。 UPS入門機としてもよく選ばれているみたいです。
電力にはまだ余力があった(液晶に現在の消費電力が表示される)ので、停電を喰らったら危ういであろうPS4本体も接続しておくことにしました。 接続端子は普通のコンセントなのでPC以外にも停電に弱い電化製品を繋げておくことができます。
UPSなど転ばぬ先の杖タイプの機器はついつい導入を後回しにしてしまいがちですが、前もって準備しておくことはやっぱり大事だなぁと感じました。
PC TV Plus Lite
PCから各種録画機器に保存されている録画番組を再生できるソフトウェアです。
※ 購入はソフト内のリンクからのみとなっていますので、詳しくは公式サイトをご確認くださいませ。
◆ PC TV Plus (Lite) のご購入について – ソニー公式サイト
ハードディスクレコーダー『nasne』を2台体制で愛用していることは前に書きました。 普段はスマートフォンの専用アプリから録画番組を視聴しており、それで何ひとつ問題はありませんでした。 が、この『PC TV Plus』のとある機能が気になりまして。
それが「倍速再生の速度変更」機能です。 「え? スマホアプリにもある機能じゃん」と思われたかもしれません。 注目すべきはその上限速度なんです。
スマホアプリでは1.1倍速〜2.0倍速までなのに対し、『PC TV Plus』だと1.1倍速〜3.5倍速までスピードアップできます。 これをどうしても試してみたかった。
少し余談。 近ごろ「タイパ(タイムパフォーマンス:時間対効果)」なんて言葉をよく耳にするようになりました。 映画を倍速で観たりして、娯楽に対して使う時間をなるべく短くしようとする動きが盛んのようです。
それに対して色々と思うところがありつつも頭ごなしに否定できないのは僕自身も日頃から時間不足に困窮していて、それを解決するために倍速視聴を利用することがあるからかもしれません。
といってもマイルールとして「時間の流れが重要である映像作品(映画やアニメなど)は倍速しない」と決めています。 BGM(劇伴)も倍速では情緒がなくなってしまいますし……。 そのかわり倍速でも視聴体験に影響しないニュースや情報番組などに限って早見するようにしています。
そんなわけで2.0倍を超える速度を選択できるようになったのはとても便利……なのですが、さすがに3.5倍速は速すぎました。 言葉がほぼ聞き取れないので早送りと変わらぬ状態。 結局2.8倍速くらいが可聴域のギリギリといった感じに。
ここまで書いていて健全なんだか不健全なんだかワケわかんなくなってきましたけれど、とりあえず便利には変わりなしということで……。
他に便利だと感じた点は、やはりPC用ソフトウェアなだけあってPCでの作業中は同じ画面内にウィンドウを表示して番組を視聴できることですね。 これまでは傍らに置いたスマホで番組を観る、というより音を聞くだけの状態だったのでちゃんと視界に入るようになりました。
ちなみに僕は倍速機能だけに興味があったのでお安い方(Lite)を選びましたが、価格によって利用できる機能・登録可能なPC台数に違いがあります。 詳細は公式サイトの「Lite | Plusの機能比較」欄をご確認くださいませ。
◆ PC TV Plus | Lite – ソニー公式サイト
ニトリ 折りたたみコンパクトデスク
「お、ねだん以上。」でおなじみニトリの折りたたみ式の机です。
この形状のテーブルはすでに持っていてサイドデスクとして重宝していました。 簡単かつコンパクト折りたためて場所を取らないのが良いところ。
そんな良きテーブルの背が低いバージョンがあるのを知って飛びついてしまいました。 床に座った状態で使えるちゃぶ台くらいの高さのテーブルです。(高さ35cmくらい。購入時には表記をよくご確認ください)
手軽に折りたためる取り回しの良さはそのままに、腰を据えて作業するのにピッタリな高さの作りはまさに“ありそうでなかったもの”をカタチにしてくれた感じ。 お手頃なお値段も嬉しい。
ゲーム機で遊んだりメンテナンスする時や、ノートPCでrokumicroの記事を書く時などに手頃な高さの作業台としてササッと準備・片付けできて活躍してくれています。
BoYata パソコンスタンド(ペンタブ用に)
以前から気になっていて買いそびれていたペンタブ台として一部で話題のパソコンスタンドです。
そこそこ重みのあるノートPCを載せても大丈夫なしっかりとしたスタンドで、PCを机に直置きする場合よりも高さを出したり角度を付けることができます。
と、本来は上記のように主にノートPCを載せるために作られているスタンドなのですが、お絵かき界隈ではこれにペンタブレットを載せて使うとイイなんて話題です。
ならばとお試し気分で導入してみたところ、たしかにこれはなかなかイイ。 机に対してペンタブに角度を与えてあげることでずいぶん筆運びがラクになる感じがしました。
スタンドの高さや角度を変えるのには少し力が必要な分、それだけしっかりと状態をキープしてくれるので絵を描く際に加わる力くらいではビクともせず安定してくれます。
一点、PCが落ちないようにツメ型の突起が台座の下辺部に付いているので腕に当たって邪魔にならないか懸念でしたが、実際に使ってみたところ特に問題はなく安心しました。
本来の用途であるノートPCを使う場合も、これで高さや角度を調整してあげると疲れにくくなったりするかもしれませんね。
ムダ使いは控えつつ、便利を追い求めていこう
今年はあまり買い物しなかったような……と思っていたけれど、振り返ってみたら色々と手を出していました。
これでも注文ボタンを押す直前までウンウン唸って悩んで決めているのでムダ使いは控えられていると思いたいのですが……。 (悩んでいる時間こそムダというのは心で理解しております)
この時期になると色々なところで色々な人のベストバイが耳に入ってきます。 誰かの“これ買って良かった話”を聞くのって楽しいですよね。
僕も参考にして手を伸ばしたものがいくつかあったり……。 そんな物欲状態を狙いすましたかのようにやってくる歳末セールがこれまたニクい。
暴れ狂う衝動をなんとか抑え込みつつ、来年もまた便利なものを追い求めていこうと思います。