世界大手の通販サイト「Amazon(アマゾン)」が販売している音声アシスタント端末『Echo』シリーズの『Echo Flex』というモデルを導入してみました。 すでに利用しているIot家電の操作端末と連携させて生活の利便性をアップしてくれています。
コンセントに挿すだけ、省スペースな『Echo』
通販サイト「Amazon」が販売している音声アシスタント端末『Echo』シリーズの中で、ふと気になったモデルがあり「これを使えば便利かも」なんて思い至ったので導入してみることにしました。
それが『Echo Flex』というモデルです。
『Echo』シリーズの中では作りがシンプルで安価なモデルとなっており、僕の『Echo』デビューにはもってこいでした。
本体に直接コンセントプラグが付いているので、使用するときはコンセントに『Echo』がくっついているような見た目になります。 給電ケーブルなどが無いことでスッキリしてイイですね。
小さいけれどしっかりスピーカーも搭載
コンパクトな見た目ながらスピーカーも搭載しているので応答音声や音楽もしっかり流れてくれます。 ただ、音質については携帯ラジオみたいにちょっぴりチープな感じ。
音楽観賞をメインにされる場合には他モデルか『Flex』に別途スピーカーを接続することを検討した方が良いかもしれません。 『Flex』はステレオミニジャックケーブルまたはBluetoothで外部スピーカーと接続できるようです。
ちなみに、ケーブルは同梱されていないのでご注意を。
《余談》 「Music Unlimited」の「Echo」プランが気になる
月額課金で音楽が聴き放題の「Amazon Music Unlimited」の料金プランに、『Echo』デバイスで利用可能な「Echo」プランというのがあることを知りました。
「Echo」プランは月額380円と他の料金プランと比べても安価なので、ちょっと気になります。
◆ Amazon Music Unlimited Echoプラン – Amazon 公式サイト
「radiko」を気軽に聴きたかったのです
『Echo』を導入した大きな理由はネット経由でAMラジオが聴ける「radiko(ラジコ)」を活用したかったためです。
僕は以前から「radikoプレミアム」という、月額課金で全国どこのAMラジオ番組でも自由に聴くことができるサービスを利用しています。 これが大変ありがたい。
◆ ラジコとは? – radiko(ラジコ) 公式サイト
特に伊集院光さんの深夜ラジオが大好きで……と、それはともかく。 今まではスマホの「radiko」アプリを使ってラジオを聴いていたのですが、聴きたい時に限って他のことに使っていたり充電が切れていたりといったことが起こって少し不便がありました。
“スマホ1台あれば何でもできる”なんて時代ではあるものの、機能を切り離して別の物を使った方がスムーズに事が進む場合も往々にしてあるものだと感じます。
ということで、ラジオ視聴の機能は『Echo』にまかせてみようじゃないかと導入に至ったわけです。
ラジオライフがより手軽で楽しいものになった!
ふとラジオが聴きたいな思った時、これまではわざわざスマホを手にとってradikoアプリを起動して……と少々面倒な手順を踏まなくてはなりませんでした。
それが『Echo』に向かって「アレクサ、radikoつけて」と一言発するだけでどこからともなくラジオが聴こえてくるんですから、便利のなんのって。 もっと早く導入しておけばよかったです。
ちなみに『Echo』に向かって声を発すると書きましたが、実際には独り言をつぶやくが如くボソッとお願いするだけでもしっかりと反応してくれます。
なんならナイショ話する時のような“ささやき声”でもちゃんと聞き取ってくれるからオドロキ。 しかも、その場合は「ささやきモード」といって『Echo』の応答音声もコソコソした喋り方で返答してくれます。 夜中など静かな場では助かる機能です。(オン・オフ切り替え可能)
「定型アクション」を活用してラジオを目覚まし代わりに
もうひとつ、『Echo』でラジオを聴こうと考えた理由が「定型アクション」機能です。
指定した文言による呼びかけや指定した時間・曜日を条件にして『Echo』が行う動作を決めることができる機能です。
これを使って毎日決まった時間にradikoが自動的に流れるように設定し、ラジオを目覚まし代わりに利用しています。
毎朝、ラジオを聴きながら支度をして、部屋から出る際に「アレクサ、止めて」と言えば終了する……手を使わず操作できるって、かなり便利っす。
USB端子が付いていてパーツ追加ができる
ラジオについてはここまで。 『Echo』の紹介に戻ります。
『Flex』の特徴として、本体にはUSB端子がひとつ搭載されています。 汎用的なUSB端子なので、例えばスマートフォンの充電に使ったりすることが可能です。
それだけではなく、『Flex』は「デジタル時計(スマートクロック)」や「スマートナイトライト」といった別売りの専用パーツや機器をUSB端子に接続することで機能を拡充することもできるのです。
これが僕が『Echo Flex』に興味を持ったきっかけでして、先日紹介した家電を操作するための端末『Switchbot』(記事はコチラ)を接続することで、『Echo』でも音声によって家電を操作しようと思い立ちました。
『Switchbot』と接続するアダプタが販売されていた
『Echo』について調べていた時にたまたま『Switchbot』を『Flex』に接続する時に使うアダプタが販売されていることを知りました。
これを使うことでお互いを接続するUSBケーブルを排することができて見た目も一体化するので、コンセント周りをスッキリさせることができます。
これはうちの『Switchbot(hub mini)』と合体させて活用するっきゃないと確信しました。
『Echo』と『Switchbot』の使い心地も上々
『Switchbot』を使った部屋の照明オン・オフなどにはちょうど慣れ始めたところで、『AppleWatch』や『iPhone』の「Siri」に向かって話しかけていたのが『Echo』に変わっても大きな変化はなく安心しました。
ラジオと同じように、部屋に戻ってきて照明を点けてもらおうかと思ったらスマホが充電切れで「Siri」に頼めない(スマホが切れていると「AppleWatch」でも点けられない)……なんてこともあったので、『Echo』も待機してくれていれば万全です。
反応速度についても『Echo』が声に反応した次の瞬間には照明が動作するので文句なしの使い心地です。
《余談》 他にはこんな『Echo』もあるそうで
『Echo』シリーズは、用途に合わせてそれぞれ特徴の異なるモデルが存在します。
例えば、主に音楽を楽しみたいという用途には良質なスピーカーが搭載された『Echo Studio』が。
音声だけでなく映像も楽しみたい場合にはディスプレイ搭載の『Echo Show』。
最近では車の中で使うのに適した車載用の『Echo Auto』というモデルも登場しました。
上記のような特別な機能は無く、シンプルに音声アシスタントだけ使えれば大丈夫という場合には『Echo Dot』や『Echo』というモデルが入門機として推されているようです。
生活がより便利になると実感させてくれた『Echo』
というわけで、今まで気になっていた『Amazon Echo』についに手を出してしまいました。
まだまだ全機能を使い切れていませんが、声で端末を操作するということからはかなりの可能性を感じさせられます。
手では他の作業をしながら声で別の端末を操作する……一見すると混乱してしまいそうなものの、一度体験してしまうとこの便利さはなかなか手放せません。
僕はとにかくradikoが手軽に聴きやすくなったというだけでもう元が取れた気でおりますよ。
ちなみに、『Echo』と『Switchbot(hub mini)』と『接続用アダプター』はセット販売もされているようなので、気になっている人にはそちらの方がお得かも……?