ブログ記事に使う写真をもう少しクオリティの高いものにできないかと考え、被写体の背景を統一させるために撮影用の背景シートを利用してみることにしました。
PVC素材で汚れなどに強い写真背景用シート
写真撮影用の背景としては数多くの製品が存在していて、大きさ・色・素材も様々です。
物を魅力的に撮影する、いわゆる「ブツ撮り」に関する知識は持っていないため、とりあえず通販サイトを巡って手頃な背景を探してみることにしました。
その結果、最終的に選んだのがPVC素材・無地・淡色のシートです。
PVC(ポリ塩化ビニル)という素材で作られているので、普通の紙や布よりも汚れや破損に対して強いという利点があります。
ブログのデザインに合わせた色のシートを選択
今回はブログのデザインに馴染むような淡い色のシートを選んでみました。
白や黒・グレーといった無彩色のものも検討しましたが、これまで床の木目が見えていたのと比べると少し色合いが寂しくなりそうだと判断し見送ることに。
無彩色の背景は高級感やスタイリッシュな感じが出したい時には良さそうですね。
他にも木目調のシートも見つかりました。
これなら今までの背景から違和感なく移行できると有力候補に挙がりはしたのですが、高さのある物の撮影に対応できるかという懸念があったので最終的に無地を採用することになりました。
高さのあるものは横からのアングルで撮影するわけですが、床だけでなく垂直方向にも背景をフレームインさせるためにクリップ付の背景スタンドなるものを使って背景シートを垂れ幕のように吊るすことになります。
この時に木目などの模様が入っていると、床ではなく背景シートであることがモロバレしてしまうと思ったので今回は模様の入っていないシートを選んでみました。
今はまだスタンドは持っていませんが、被写体によっては新たに導入することも考えていくつもりです。
使用例(過去の記事より)
さっそく前回更新した記事の写真で背景シートを使用してみたので一例として掲載しておきます。
これを使って写真に統一感を出していけば、ブログ全体の見た目もより引き締まった印象になるかも……!
このブログを初めて数年が経とうとしていますが、ようやくこういった部分にも気を使うことができるようになってきました(笑)
《後日追記》 さらに「撮影用ライト」と「レフ板」を導入
背景シートを使い始めてから数ヶ月が経ちました。 もう一歩こだわってみたいと思い、撮影用に「デスクライト」と「レフ板」を導入してみることに。
※ 後日、もう少しちゃんとした撮影用ライトを新たに導入しました。(次項参照↓)
デスクライトは名の通り机に置いて勉強や読書で使うような普通のライトです。
折りたためてコンパクトなのと、乾電池駆動によって撮影場所を選ばずに使えるのが決め手になりました。 もっと本格的な撮影用LEDライトという選択肢もありましたが、ひとまず手頃なライトからスタートということで。
レフ板は団扇みたいに円形で折りたためるタイプのものと迷ったものの、スタンド等なしで立てられる手軽な板タイプを選んでみました。
さっそく新たな記事に使う写真を撮る時に活用しています。 光や影の感じに違いが出ていれば嬉しいのですが……。
これはなかなか奥の深い世界のようです。
《追記その2》 またまたライトを新調しました
上記のデスクライトを使い始めてからしばらく経ちました。 このライトでも悪くはないのですが、やはり写真撮影用としてはもう少し光量が欲しいかなぁと思い始めまして。
色々と調べたところ、LED電球やスタンド・光を柔らかくする布などがまとめられた照明器具のセットがお手頃価格で販売されていたので導入することにしました。
もっと高級な照明器具に手を出してみちゃおうかとも思いましたが、そうなるともっと本格的な一眼レフカメラを用意したりなど、こだわり始めたら止まらなくなりそうだったので踏みとどまりました。 このあたりがちょうどいい妥協点かなぁ。
この照明セットは大きさもなかなかなもので、光量も当然デスクライトではかなわぬほど明るいです。
ひとまずはこの照明を活用してブログ写真をより良いものにできるよう頑張ります……!
《追記その3》 ついに『背景用スタンド』と『照明ブームアーム』も追加導入す
あれからさらに月日が経ち……ついに背景布を吊るす『背景用スタンド』と照明の可動域を増す『ブームアーム』を導入しました。 撮影機材もいよいよ最終形態といった様相です……!
『背景用スタンド』を使った撮影では未だ立体物を撮れていませんが、書籍などといった平べったい物の写真でも奥側の陰影に少しだけ変化が見られたような気がします。
そして、導入してみてテンションが大きく上がったのが『照明ブームアーム』でした。
これは上で紹介したような「LED電球(ソフトボックス)」+「スタンド」に追加する形で使用する機材です。 「スタンド」だけでは縦方向(高さ)しか照明の位置を調整できなかったのに対して、アームの分だけ横方向に照明の位置を伸ばすことができます。
これによって、被写体の真上近くの角度から照明を当てることができるので、これまでの写真と比べると陰影の付き方・物体の表情に大きな変化が表れました。
『ブームアーム』は照明を使ったブツ撮りでは持っておいて損はないかも。
《追記その4》ゴミ取り用のミニほうきも追加
背景シートを使って撮影を行う際に、シート上にホコリやゴミが落ちてしまうことがあります。 今までは息で吹き飛ばしたりしていましたが、100円ショップ(ダイソー)でちょうどよい『ミニほうき』を見つけたのでゲットしました。
使わない時には穂先の部分が取っ手の中に収納することができるので、照明器具のバッグの中に忍ばせておくのにピッタリなんです。 素晴らしい!
まとめ
さて、ブログ用の写真一枚撮るのにもずいぶんと大仰なシステムになってきた感もありますが、僕の中で理想とする“それっぽい”写真に少しずつ近づいているのが楽しいです。
とりあえず……満足!(これがいちばん大事)