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県立美術館で『「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人』を鑑賞

県立美術館で『「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人』を鑑賞

先日、久しぶりに山梨県立美術館山梨県立文学館へ出かけてきました。お目当ては美術館で開催中の『フジフイルム・フォトコレクション 「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人』、文学館で開催中の『作家のデビュー展』と当日開催された小説家・辻村深月先生の講演会『フィクションの向こう側』の聴講です。

この記事ではまず美術館での感想を。

「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人

写真の伝来から現代までの写真史に迫る展覧会

山梨県立美術館で開催中の『フジフイルム・フォトコレクション 「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人』は、幕末の時代に外国から伝来した写真のはじまりから現代までに残された数多くの写真作品の中から、写真史において特に重要な101人の写真家の作品が展示された展覧会です。

絵画とはまた違った魅力を持つ写真という芸術

僕はこれまで、芸術作品としての写真にはほとんど触れたことがありませんでした。写真といえば記念写真などといった「事実を記録しておくためのもの」というイメージしかなかったのです。

でも、今回展示されていたどの写真にも撮影者の何らかの意図・伝えたいことが込められているということが素人の僕にも明確に感じられて、今まで持っていた写真へのイメージがガラリと塗り替えられてしまいました。

歴史を順に追っていくことで見えた写真の変化

この展覧会では上に書いたとおり、写真の始まりから現代にかけての写真史を作品とともに追っていく展示構成になっていますが、時代の変化によって写真に対しても絵画のように芸術性が見出されていくというのが興味深かったです。

写真が伝来してすぐの幕末頃に残された写真は社会科の教科書に載っているような、人々の暮らしの一場面を自然に切り取った作品が多い中で、現代に近づいていけばいくほど構図やモチーフ・色調にまで撮影者の作家性が強く感じられる作品が増えていくのが印象的でした。

自分の知らない世界に触れられた展覧会

絵画とは違って現実の風景を切り取ることしかできない写真でもこんなに豊かな表現ができるのか……と、写真素人の僕は終始驚かされっぱなしの鑑賞となりました。

少しだけ写真の面白さに目覚めたような気分です。

展覧会情報

山梨県立美術館 特別展
フジフイルム・フォトコレクション 「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人

2017年7月1日(土)~8月20日(日)まで開催

休館日開館時間・料金等の詳細は公式サイトでご確認ください。

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六味

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アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。