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ようやく届いた夢のコラボ図録『CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS』

ゲーム会社の「CAPCOM(カプコン)」と漫画家の「手塚治虫」がコラボするという夢のような展覧会『CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS』の図録がようやく手元に届きました。

ゲームの「CAPCOM」・マンガの「手塚治虫」が夢のコラボ

CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS』は、兵庫県にある「宝塚市立手塚治虫記念館」にて2020年10月から2021年2月にかけて開催された展覧会です。

数多の作品を生み出してきたCAPCOMと手塚治虫先生の足跡をイラストや制作資料の展示とともに辿る内容とのこと。

目玉企画としてCAPCOMのキャラクターを手塚プロダクションの公式イラストレーターのひとり・つのがいさんが、そして、手塚漫画のキャラクターをCAPCOMのスタッフさんがそれぞれ描き下ろしたイラストも展示されました。

その展覧会の展示内容が収録されている図録が通販サイトなどでも取り扱い開始されています。

展覧会開催の情報を耳にして「さすがにこの時勢では訪れるのは難しいぃ……!」と歯噛みしていたところ図録が発売してくれたので、せめてこれだけでも……と飛びついたのでした。

《余談》ようやく届いてホッとひと安心……

実はこの図録、最初の発売予定時期からかなり遅れてようやく届いたという経緯がありまして。

予約が開始されたのが2021年1月頃で発送時期は4月上旬と書かれていたのですが、そこから数ヶ月おきに「発送時期変更のお知らせ」のメールが届くということが続きました。

結果的に10月頭には無事に僕の手元に届いてくれたものの、ちゃんと実物を手にするまで「このまま発売未定になってしまうのでは」と気が気じゃなかったです。 いやぁ、よかった。

イラストだけでなく漫画原稿、制作資料なども楽しめる

展覧会の図録ということで収録内容はイラストのみならず、ゲーム作品(CAPCOM)の仕様書や漫画原稿(手塚先生)といった“制作のウラ側”に迫る資料もまとめられています。

取り上げられている作品はお互いのキャラクター描き下ろし企画と関連していて、下記のとおりです。 (カッコ内は描き下ろしキャラと担当クリエイター名)

【CAPCOM作品】
ロックマン(ロックマン:つのがい)
モンスターハンター(リオレウス:つのがい)
バイオハザード(レオン:つのがい)
ストリートファイター(春麗:つのがい)
逆転裁判(成歩堂龍一:つのがい)
戦国BASARA(伊達政宗:つのがい)

【手塚治虫作品】
鉄腕アトム(アトム:水野佳佑)
火の鳥(火の鳥:北島サブミッションTypeD)
バンパイヤ(ロック:実田千聖)
リボンの騎士(サファイア:日暮竜二[原案], 片岩ゆり[清書])
ブラック・ジャック(ブラック・ジャックとピノコ:塗和也)
どろろ(百鬼丸:森気楼)

※ 敬称略

お互いのタッチによるキャラクターイラストはどちらも“CAPCOMらしさ”・“手塚漫画らしさ”がしっかりと出ていて、眺めているだけで楽しい気持ちになってくるものばかりでした。 ゲームも漫画も好きな人にはたまらないものがあるのではないでしょうか。

また、掲載されているイラスト・資料には細かく解説コメントも添えられているので、知らなかった作品に興味をもつ良いきっかけにもなりそうです。

描き下ろしイラストに添えられた各クリエイターさんのコメントでは担当キャラクターへの想いなども語られており、イラストはもちろん言葉のひとつひとつからお互いの作品・キャラクターに対するリスペクトが強く伝わってきました。

余談ですが、手塚治虫記念館での展示の様子を収めた写真も掲載されていたのがありがたかったです。 残念ながら会場に足を運ぶことができなかったので……。

巻末の「延長戦」も豪華な内容いっぱい

巻末には「延長戦」と題していろいろな内容のコンテンツが掲載されていました。

逆転裁判の生みの親である巧舟さんがラフ原案・構成を、手塚プロダクションの公式イラストレーター・つのがいさんが作画を担当された「描き下ろし新作4コママンガ(ブラック・ジャック vs. 逆転裁判)」は、それぞれの作品キャラクターが全く違和感なく4コマの中でやりとりしていて、その完成度・親和性の高さに驚かされました。 もっとたくさんのネタを読みたくなったくらいです。

「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットイラストなどで有名なイラストレーター・中村佑介さんへのインタビューでは、ゲーム(CAPCOM作品)・マンガ(手塚治虫作品)との出会いや魅力に感じているポイント、イラストレーターを目指したきっかけ、ご自身が担当されたキャラクターイラストを描く際に意識したことなどが語られています。 キャラクターイラストを見ること・描くことに少しでも興味のある人には刺さる内容だと感じました。

そのほか、描き下ろしイラストを担当されたクリエイターへのインタビュー(CAPCOM側はマネジメントを担当された岡野正衛さん・牧野泰之さん、手塚プロダクション側はつのがいさん)や、展覧会オリジナルのグッズ紹介、上記では取り上げられていないCAPCOM・手塚治虫作品のイラスト、CAPCOMスタッフによるコラボイラスト(5種)など巻末まで見どころたっぷりな図録となっています。

どれも魅力的なれど、この絵が特に好みかも。

10月18日まで東京会場にて新規開催中

手塚治虫記念館で開催されたこの展覧会が、新規描き下ろし展示の追加など構成を新たに『CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS’(ダッシュ)』と題して東京(池袋)で2021年10月18日まで開催されています。

この記事の更新タイミングでは会期終了までギリギリではありますが、興味を持たれた人は足を運んでみてはいかがでしょうか。 展示追加に合わせて新たなオリジナルグッズも販売中とのことです。

ところで、この追加された展示が掲載された新たな図録って発売されるんですかね……?

『CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS’(ダッシュ)』開催情報 – PARCO ART公式サイト

図録だけでも楽しんで遠出できぬ心を癒す

開催の情報を知ってからずっと気になっていた展覧会だったので図録で雰囲気だけでも味わうことができて嬉しかったです。

新型コロナウィルスのワクチン接種は無事に2度目まで完了しておりますが、それでも気軽に他県へ出かけられるのは当分先のことになりそうですね。

それにしても、そんな時に限って自分の興味があるジャンルで展覧会などのイベント開催が多いこと多いこと……。 今年に入って一体どれだけの涙をのんできたことか。

庵野秀明展』とかもめちゃくちゃ行きたかったのですが、後ほど図録の販売が予定されているそうなのでそれでガマンですかねぇ。 全く何にも触れられないよりかはありがたい……と考えて自分の心をなぐさめる日々が続いています。

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。