* このページではアフィリエイト広告を利用しています

趣味

アメコミの世界から来たぞわれらの『THE RISE OF ULTRAMAN(ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン)』

特撮ヒーロー『ウルトラマン』がマーベルとコラボしてアメコミ化するという情報を耳にしてからしばらく。 ついにその日本語訳版が国内でも発売されたのでゲットしました。

アメコミの「マーベル」と『ウルトラマン』が夢のコラボ

日本を代表する特撮ヒーロー作品のひとつ『ウルトラマン』が、『スパイダーマン』や『アベンジャーズ』といった海外のヒーローものでおなじみの「マーベル」とコラボレーションして、アメコミ版ウルトラマン『THE RISE OF ULTRAMAN(ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン)』が誕生しました。

海外では日本に先がけて英語版が発表されており、遅れること2021年8月ついに日本語訳されたものが国内でも発売開始されました

当初は英語版でもいいので手に入れようと考えていたのですが、日本語版も発売されるという情報を手に入れてすぐさま予約して楽しみにしていたのでした。

表紙イラストが本当にカッコよくてシビれます。

《余談》バリアント・カバーのイラストも収録

今回発売された日本語版には、英語版で発表された“バリアント・カバー”用イラストも巻末に掲載されています

“バリアント・カバー”というのは「中身(本編)は同じでカバーイラストだけが異なる」、いわゆるバージョン違いのようなものです。 複数のアーティストがそれぞれイラストを描き下ろすのだとか。

日本のマンガではあまり見ない文化のように思います。 (たま〜に「特装カバー」みたいなのはありますが……)

英語版で制作された魅力的なバリアント・カバーのイラストもしっかりと網羅されているのは嬉しいポイントのひとつですね。

アメコミという舞台で新たに解釈される「ウルトラ」の物語

『ウルトラマン』のコミック化ということでTV版の物語をマンガとして描き起こすのかと思いきや、世界設定など根っこの部分から新たにアメコミ用の物語として作り上げられているようです。

初代と同じ見た目のウルトラマンや科学特捜隊メンバーと同じ名をもつ登場人物をはじめ、『ウルトラ』シリーズおなじみの怪獣たち……など、シリーズファンが慣れ親しんだ数々の要素をベースにしながらも全く新しい物語が展開していくので、ページをめくる手が止められません。

この『THE RISE OF ULTRAMAN(ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン)』はアメコミ版ウルトラマン第1作目ということもあって、物語構成でいう「序」の段、プロローグといった内容です。

そんな中で“あのキャラクター”も登場したことによってアメコミ版におけるウルトラ世界の在り方なども含めて、先の展開が非常に気になる引きとなっていました。

当初と比べて期待がグンと跳ね上がるほど面白かった

これまでにアメコミというものを読んだ経験がなかったこともあってか、正直なところウルトラマンがアメコミ化するというイメージを上手くつかめていませんでした。

ところが、実際に読んでみるとこれがものすごく面白くて「ちゃんとアメコミでウルトラマンしてる!」と驚かされました。

ウルトラの世界設定をアメコミ流に解釈して描かれるドラマに「そうきたか!」と唸りつつ、さすがの高い画力から放たれるウルトラマンと巨大怪獣の大迫力な戦闘シーンに圧倒されて、もう大満足の一言。

全編フルカラーだったこともあって、1ページ1ページめくるごとにまるで画集に触れているかのような充実感がありました。

読む前に持っていたアメコミに対する凝り固まったイメージを見事にほぐしてくれたステキな一冊です。

続編は2021年の冬に発売予定とのこと

この本の帯に書かれていた情報として続編の『ザ・トライアル・オブ・ウルトラマン』の発売が今冬(2021年・冬)に予定されているそうです。

今回の『ザ・ライズ・オブ〜』を読んでとっても続きが気になってしまったので、今から発売を楽しみに待ちたいと思っています。

ちなみに円谷プロが「ウルトラサブスク」という通称で提供している月額会員サービス『TSUBURAYA IMAGINATION(ツブラヤ・イマジネーション)』で楽しめるコンテンツのひとつとして、このアメコミ版ウルトラマンも含まれているようです。

(ただ、こちらで読めるのは英語版だけかもしれません……?)

TSUBURAYA IMAGINATIONとは? – 円谷ステーション公式

《後日追記》2021年末に第2巻が発売されました

楽しみにしていた第2巻『ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン』の日本語版が発売されましたね!

今回は第3巻の発売予定情報は載っていませんでしたが、はたして……。 非常に面白い展開になってきているので続刊の日本語版もこのまま続いてほしいなぁ。

素晴らしいアメコミ初読書体験だった

この『THE RISE OF ULTRAMAN(ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン)』が僕にとって初めて触れたアメコミとなりました。

ページめくりの方向や横書きのフキダシ、全編フルカラーなど日本のマンガ作品とは異なる様式であることが新鮮で、最後のページまでとても刺激的な読書体験でした。

自分の好きな作品をきっかけにして、これまで未知だった文化に新しく触れるというのはやっぱり楽しいですね。

しっかりと実力も備えた夢のコラボレーション、その今後の展開から目が離せません。

アメコミ版ウルトラマン、大変オススメです。

趣味

この記事をシェアする

六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。