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雑記

「YouTube」への動画投稿に挑戦・挫折してみた


昨年秋頃、ふと思い立って「YouTube」への動画投稿(ゲームのプレイ動画)に挑戦し、そして、ふと思い立って断念するという体験をしました。そのおよそ半年間の思い出(と言い訳)を少し書いてみます。(YouTubeチャンネルの詳細は恥ずかしいので省きます)

話しながらゲームを遊ぶ「実況プレイ動画」に魅せられて

プレイヤーが話をしながらゲームを遊ぶ様子を映した、いわゆる「実況プレイ動画」。 今ではゲーム会社が公式にタレントさんなどを起用して宣伝に利用するなど、メジャーな存在になってきています。

僕はその界隈についてはあまり詳しくないものの、プロ・アマ問わずいくつかお気に入りのプレイヤーさんが見つかる程度には親しんでおり、ゲームを楽しそうに遊ぶ姿に「いつか自分も投稿を……」なんて妄想が膨らんだりもしました。

ちなみに最近観た中では、お笑いコンビ・よゐこ有野さん濱口さんによる『マインクラフト』の実況プレイ動画『よゐこのマイクラでサバイバル生活』が面白かったです。こちらは任天堂が公式に企画した動画ですね。近日、よゐこのお二人でまた新たな実況プレイ動画企画が予定されているとか。

挑戦のきっかけは「ニンテンドークリエイターズプログラム」

こうした動画に触れていく中で、僕も何かゲームについての動画を発信できないかな、という気持ちが少しずつ大きくなっていました。

そこで一つ気になったのが著作権のこと。許可を得ずにゲームの内容(動画像など)をインターネットにアップすることは法律で禁じられているため、「YouTube」にもそういった動画を投稿することはできません。

しかし最近では、動画投稿サイト等への投稿ガイドラインを策定するゲーム会社も増えてきており、そのガイドライン中で許可されたゲームタイトルに関してはプレイ動画などを投稿できるようになってきています。

ゲーム会社・任天堂もその一つで、指定されたゲームタイトルの動画投稿を許可し、その動画で発生した広告収益について動画投稿者と任天堂で分配する仕組み「ニンテンドークリエイターズプログラム」を開始しました。

公式に許可を得られることで気兼ねなく投稿できる。これが動画投稿に挑戦する大きなきっかけになりました。

ゲームを録画する機器を導入

ゲームの映像を録画するためには専用の録画機器(キャプチャーデバイス)が必要になります。早速わかりやすく解説された専門サイトをいくつか巡り、オススメされていた『AVerMedia Live Gamer EXTREME GC550』という製品をゲット。

難しい設定は全く必要なく、パソコンに繋げるだけで簡単にゲームの映像を録画することができました

しかも、この『GC550』は最新ゲーム機で主流のHDMI端子だけでなく、アナログ端子(赤・黄・白でおなじみのアレ)も繋ぐことができる機種なのでレトロゲームも面倒なく録画できる優れモノです。

動画投稿に挫折した今となってはキャプチャーデバイスの活躍する機会はほとんどなくなってしまったものの、レトロゲームで遊ぶ際にわざわざアナログ端子を搭載したテレビを引っ張り出さなくていいというのは嬉しいオマケでした。

動画を作成するのは意外と大変

ゲームの録画は完了、お次は編集作業です。映像のムダな部分を切り取って次のシーンへ繋げたり、オープニング・エンディングを作ったり、字幕を付け加えたり……など、一本の動画を作るだけでも意外とたくさんの作業が必要になります。

これがなかなか大変でして。録画した動画を見直しながら必要な部分に字幕を付け加えたりしていくので、必然的に作業時間がかさんでいきます。少しこだわると、たった数分のゲーム動画のために数時間の作業に……なんてことも。

ふだん何気なく楽しんでいた実況プレイ動画も多大な労力のうえに成っているのだなぁと身にしみて感じました。今もなお前線を走り続けている投稿者の方々はスゴいですね。

ちなみに、編集は『AviUtil』という有名なフリーソフトを使用しました。Adobe社の『Premiere』というプロ御用達のソフト(なかなかいいお値段)も主流なんだとか。

満を持して投稿、そして閑古鳥……

動画が出来上がったのでようやく「YouTube」へ投稿! 当然ながらしばらくの間は閑古鳥。再生数・登録者数ともに一ケタの状態でした。

とはいえ、いきなりたくさんの人に見てもらえることなんてありえないというのは、このブログをはじめてよく知っていたので特に気にならず。とにかく動画の作成・投稿を楽しんで続けることを優先しました。

その後も2日に一度の定期的なペースでゲームのプレイ動画を投稿を続けることで、ありがたいことに少しずつ再生数・登録者も増えていきました。

伸び悩みの壁と唐突な挫折感

しばらくの間は順調に再生数・登録者数も増え続けていたのですが……。その後どうしても数字が伸びない壁の時期にぶち当たりました。

投稿した動画は自分のゲーム日記のようなものとしてほぼ何の捻りのないシンプルなプレイ動画が多く、動画を観てくれる人にとってあまり刺激的な内容でなかったことが原因ではないかと分析しています。

僕がよく観る投稿者さんはゲームプレイや話が上手だったり、編集に力が入れられていたりするなど、人を惹きつける大きな「売り」があることに気付かされました。

巷で人気のバーチャルユーチューバーが台頭してきたのもこの頃です。「観てみたい」と強く感じさせるフックとなるものが何か一つ必要なのでしょうね。

動画投稿を休止する決心をする

楽しむこと、続けることを優先して動画投稿を続けて数ヶ月。2日に一度の動画投稿を実現するための時間を日々の中から捻出するのに苦心していたこともあり、少しずつ挫折感・徒労感が胸の中に広がっていきました。

数あるゲームプレイ動画の中から自分の動画を選んでもらうだけの強みを見出せなかった、というのも大きな要因かもしれません。

そんな行き詰まりを感じていたある日、「このままずるずると続けるよりも、この時間を他のやりたいことに回すべきではないか」とふと思い立ち、ゲーム動画の投稿を一度断念することに決めました。

このまま投稿を続けていればきっと……と思う反面、このブログの更新(ただでさえサボりがち……)や読書など、他にも時間を使いたいことがたくさんあったので、ココで一区切りをつけられてよかったとも思っています。

動画投稿を経験して感じたこと

初めての動画投稿と投稿断念を経験したわけですが、短い期間でありながらたくさんのことを勉強させてもらいました。映像を録画・編集したり、サムネイル画像を作成したりといった作業は普段あまり使わないアタマの部分を働かせている感じがして楽しかったです。

断念した人間の意見が役に立つとは思えませんが、気になったことをいくつか書き出してみます。

  • 再生数や登録者数を目標とする場合、かなり時間を割いて動画作成に取り組む必要がある
  • 悲しいかな、編集に気合を入れて頑張った動画ほど伸び悩む
  • 自分の場合、録画が気になって遊ぶことをあまり楽しめなかった
  • 人気の動画には必ずオリジナリティ(やり込みスーパープレイや独自の企画、攻略指南など)がある
  • 「ゲームが上手い」「喋りが面白い」「奇抜なキャラクター」など心をつかむ“売り”が必要か
  • プレイ動画だけでなく、投稿者の人柄がわかるようなラジオ動画が伸びている傾向あり
  • ミスにイライラしながらの実況プレイは観ている方もあまり気持ちがよくない
  • 大人気シリーズのゲームの動画は競争率がかなり高いためなかなか伸びない
  • 配信開始直後のインディーズゲームの動画は比較的伸びやすい(「気になるので内容を知りたい」という需要か)

今回の経験を経て、動画投稿よりも優先して選び取った他の趣味が自分の中でより大きく意味を持つようになった気もします。半年という短い期間でありながらも、新鮮な体験をたくさんさせてもらいました。

雑記

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。