いつもは一年を振り返ることなんてあまりしないのですが、せっかくブログを始めたので個人的なメモのかわりとして2016年を振り返ってみたいと思います。
まずは今年見た劇場映画の中から3つほど今年のお気に入りをピックアップ。
お気に入りの劇場映画(2016年版)
特に印象に残った作品は『劇場版 響け!ユーフォニアム』『シン・ゴジラ』『この世界の片隅に』の3作品。正直、3枠では足りないくらい良作揃いの年でした。
『劇場版 響け!ユーフォニアム』
高校の吹奏楽部を舞台にその活躍を描いた小説を原作としたアニメ作品。この「劇場版」はTVアニメ第一期(2015年)の総集編となっています。
音声の新録や追加シーンなどなど、ただの総集編ではなく見応えのある一本の劇場作品として昇華されたように感じました。大満足。映画館の音響設備で演奏シーンを堪能できたのが個人的にはたまりせんでした。
つい先日、TVアニメ第二期が最終回を迎えたのでコチラもぜひ劇場版として帰ってきてほしいなぁ。
『シン・ゴジラ』
約12年ぶりの「ゴジラ」シリーズ最新作。とても面白くて、初めて映画館に何度も通って繰り返し観た作品になりました。公開前に発表されたポスターで明らかになった新たなゴジラの禍々しい姿に一目惚れしてしまい、期待に胸を膨らませて映画館へ足を運んだのを覚えています。
鷺巣詩郎さんによる劇伴も本当に素晴らしく、観た後すぐにサントラCDを購入。今でもリピート再生が止められません。上陸のテーマが特にお気に入り。
先日、本作の製作資料をまとめた書籍「ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ」も発売しました。まるで図鑑のような厚さで充実の内容。とてもオススメ。
『この世界の片隅に』
昭和20年前後の広島・呉を舞台に主人公すずさんとそれを取り巻く人々の暮らしを描いた作品。こうの史代さんによるマンガが原作です。
原作を読んだことのない状態で鑑賞したのですが、ガッチリと心を掴まれてしまいました。すぐさま原作マンガも購入。
戦時中が主な舞台でありながら笑ってしまうようなコミカルなシーンもたくさん盛り込まれていたり、「戦争」という現実を見せつけられ胸が苦しくなるようなシーンもあったり。「喜・怒・哀・楽」のバランスが見事だと感じた作品でした。
僕の地元では上映館がなかったため、東京まで遠征して観てきたのですがその価値は十分にありました。年明けからは上映館も増えるようです。お近くに上映館のある方は、ぜひ。
以上、映画編でした。