今年発売された3DS用ソフト『ファイアーエムブレムEchoes』。そのゲーム中に使用されている楽曲が収録されたCD『ファイアーエムブレムEchoes オリジナル・サウンドトラック』が届いたのでひたすら聴き込んでおります。大変良いです。
旧作からのアレンジ・新規追加曲どちらも素晴らしいサントラ
『ファイアーエムブレムEchoes』はファミコン用ソフト『ファイアーエムブレム外伝』のリメイク作品で、原作で使われていた音楽が豪華にアレンジされていたり、リメイクに合わせて新しい曲も書き下ろされています。そんな聴き応えバツグンな曲がたっぷり詰め込まれたCD5枚組という大ボリュームのサウンドトラックです。
本作のキャラクターデザインを担当されたイラストレーター・左先生によるボックスやポストカード、トレーディングカードも付属していました。豪華……!
DLC用楽曲や『外伝』の音楽も収録されていて嬉しい
『Echoes』の音楽はどれも僕好みなものばかりで、サントラ発売決定の発表がある前から心待ちにしていましたが、より購買欲をそそられたのが『Echoes』本編以外の楽曲も収録されるという発表でした。特に『外伝』の音楽が収録されるというのは嬉しかったです。
原作である『外伝』で流れていた音楽が大好きで、ファミコン独特の限られた音数でありながらも印象に強く残る旋律に魅力を感じていました。当時、『外伝』の音楽が収録されたCDが発売されたようですが今では手に入りづらくなっており、今回『Echoes』のサントラに収録されたことでようやくしっかりと楽曲を堪能することが出来ました。
その他、amiiboを使用することで登場するシリーズ旧作キャラクター専用の戦闘BGMもしっかりと収録されていました。今作で追加された『封印の剣』の主人公ロイの戦闘曲は初CD化ですね。
読み応えたっぷりのライナーノーツ
付属の冊子には、本作で音楽を担当された金﨑猛さん・馬場泰久さん、そして歴代シリーズの音楽を担当されてきた辻横由佳さんによる鼎談形式での楽曲解説がズラリと掲載されていて読み応えたっぷりでした。『Echoes』の楽曲のみならず『外伝』の音楽の創作秘話や、それらの楽曲をアレンジする際に意識されていたこと……等々、かなりディープな内容になっていました。
音楽を聴くだけでなく制作のウラ話も知ることが出来るというのがサントラCDの楽しみの一つでもありますよね。毎回サントラを流しながら冊子をじっくり読むのが至福の時間です。
公式サイトでは視聴ができたり、インタビュー記事も載っていたりするようです。このシリーズを知らないという方も音楽から入ってみるというのもアリだと思います。やっぱりゲーム音楽って良いものです。
リンク
◆ 『ファイアーエムブレムEchoes オリジナル・サウンドトラック』公式サイト
◆ 『ファイアーエムブレムEchoes オリジナル・サウンドトラック』視聴用動画(Youtube)
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