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ADVの歴史を学ぶための良き教科書として。『甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1〜3』

数あるゲーム作品の中でも特に「アドベンチャーゲーム(ADV)」に興味があります。 もっとジャンルの歴史を知りたくなったので『甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全』シリーズを読んでみました。

ADV黎明期から2000年までの作品を総括したシリーズ本

甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全』シリーズは、家庭用ゲーム機の登場よりも前から続く「アドベンチャーゲーム(ADV)」ジャンルの歴史を作品ごとに追っていく書籍です。

現時点では出版社「メディアパル」よりVol.1〜3まで発売されていて、下記のとおり年代ごとに分けられています。

各巻130〜140タイトル近く掲載されているので読み応えはたっぷりです。

  • 【甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.1】
  •   家庭用ハード以前のレトロPC〜ファミコンなど(1973〜1987年)
  • 【甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.2】
  •   レトロPCがメイン。スーファミなども登場(1988〜1992年)
  • 【甦る 至上のアドベンチャーゲーム大全 Vol.3】
  •   Windows、PS1、PS2、ドリキャスなど(1993〜2000年)

掲載タイトルについて、ADVの歴史を語る上で欠かせない存在であるアダルトゲーム(美少女ゲーム)も多数含まれているので、もし人前で本を開くような場合にはご注意を。 ちゃんとモザイク処理されているとはいえ肌色多めな画面写真も載っています。

作品の紹介は文章・画面写真ともに充実

ゲームの紹介は基本的に1作品につき1ページの構成ですが、作品によっては数ページにわたって紹介されているものもありました。

物語やシステムなど作品の内容だけにとどまらず、作品誕生にまつわる会社や制作者のエピソード・時代背景についても盛り込まれているのでゲームタイトル以外の知識も深まります。

ゲーム画面の写真も各タイトル2〜4枚ほど掲載されているので作品の雰囲気をつかみやすくて助かりました。

どの作品についても文章・画像ともに情報が充実していて、 ADVジャンルに疎い僕にはすごく面白かったです。

アクション要素を含む作品なども手広く掲載

このシリーズ本では「テキストADV」や「コマンド選択式ADV」以外にも、『ゼルダの伝説』や『バイオハザード』といった「アクションADV」に位置づけられる作品も紹介されていました。

他にもADVに別ジャンル(シミュレーションなど)の要素を含む作品が掲載されていて「これもADVとして分類されるのか〜」とジャンルの幅広さに驚かされます。

今まで遊んできた作品もアドベンチャーゲームという視点を通して再び触れたら何か再発見があるかもしれませんね。

ゲームの歴史を紐解く教科書として活用したい

3冊通して読んでみて、自分もまだまだ勉強が足りていないなぁと痛感しました。 ある程度タイトルの知識くらいは持っていたつもりでしたが、この本で初めて知る作品も多かったです。

特に自分が生まれた年代より前の作品になると、それこそ歴史学習のように文献をもとに知見を広げていかざるをえないため、こういった書籍の存在はとてもありがたく感じます。

3冊分という大ボリュームながらネット上の評判をみると載せきれていない作品もあるようなので、この本を足がかりに自分でもADVジャンルの調査を続けたいという気持ちが湧いてきました。

ちなみに、Vol.3の紹介文には「シリーズ最終章」と銘打たれているのですが……これで完結してしまうのでしょうか。

とても読み応えがあるし未知の作品と出会う良いきっかけにもなってくれたので、ぜひ2000年代以降〜現代のADVもまとめた続巻が発売されてほしいです。

ともかく、この本で得た知識をもとに色々なADV作品を遊んでいきたいと思います!

《余談》同社から他のゲームジャンルをまとめたシリーズも発売中

同社からは他のゲームジャンルをまとめた書籍も出ているようなので気になる人はぜひチェックを! (表紙が似ているのでお間違えなきよう)

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。