TV番組を録画してプレステやスマホで観ることができる『nasne(ナスネ)』をずっと使っています。 先日、より便利に使うためにもう1台追加でゲットして『nasne』2台運用を開始しました。 こりゃあナイスっすね。
《後日追記》 『nasne(ナスネ)』を「バッファロー」が継承し、復活が決定!?
2019年に惜しまれつつも生産終了した『nasne(ナスネ)』を、ネットワーク周辺機器などで有名な「BUFFALO(バッファロー)」が継承して2021年春に改めて発売されることが発表されました。
『nasne』生産終了の報を耳にして以来、かなりヘビーに活用させてもらっている僕も対応アプリの存続など今後の展開が気になっていたので、これはハッピーなニュース……!
来年の春に向けて少しずつ詳細も明らかになることでしょう。 はたして新たな『nasne』がどのようなものなのか、今から楽しみです。
◆ ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)™」をバッファローが継承。2021年春、発売決定 – BUFFALO(バッファロー) 公式サイト
《後日追記その2》ついにバッファロー版の詳細が発表に
先日、バッファローが継承した新たな『nasne』に関する詳細情報が発表されました。
発売時期は2021年3月下旬で、内蔵されているHDD容量が2TBへと倍増。 さらに外付けHDDによる容量追加が6TBまで対応し、内蔵HDDと合わせると合計8TBまで使用可能になるようです。
ほかにも、これまでiPhone/iPadではできなかった「高画質(720p)」での視聴に対応することや、PS5向けのtorne(視聴用ソフト)が2021年末頃に配信予定といった情報も公開されました。
バッファローへと引き継がれたことで細かな部分がパワーアップして帰ってきましたね!
今のところ販売は通販サイト「Amazon」内にある「バッファローダイレクト」にて取り扱い予定となってみたいです。
↓ ここより下の内容はソニー版の『nasne』について記事作成当時のまま掲載しています。 バッファロー版とは細かな部分(容量など)が異なる場合がありますことをご了承くださいませ。
「録って消し」な利用に最適な『nasne(ナスネ)』
SONYが販売している録画機『nasne(ナスネ)』は、TVのアンテナ線と繋げることで番組を視聴・録画することができるガジェットです。
1TB(1000GB)のハードディスクを搭載しており、公式サイトの説明によると約232時間分の番組を保存しておくことができるらしく、さらに追加で外付けハードディスクを接続して容量を拡張することもできます。
また、自宅のネットワークに接続させることで写真やビデオを保存・共有するストレージとしても機能させることも可能です。
『nasne』単体では市販のブルーレイレコーダーなどとは違って番組をディスクに書き出したりすることができないため、観終えた番組はそのまま保存しておくか消すかの2択しかありません。
しかし、番組を保存しておくつもりがなく観ては消し、観ては消し、という視聴スタイルの人にとってはこれ以上ないくらい便利に利用できるレコーダーです。
『nasne』は様々な機器からアクセスできて使いやすい
『nasne』は単体では機能せず、視聴可能な他の機器と連携させる必要がありますが、その対応機器の種類がとても豊富なところが魅力の一つです。
「PS3」「PS4」「PSVita」といったゲーム機はもちろん、「スマートフォン」や「パソコン」からも視聴・録画予約などが可能となっています。(専用のソフトウェアが必要)
例えば、自宅にいる時にはパソコンやプレステで番組を視聴し、外出時にはスマホから自宅の「nasne」にアクセスして番組を楽しむ……なんてこともできるようです。
録画番組を管理するソフトウェア(『torne mobile』等)も使い勝手がよく、観終わった番組の削除も手軽に行えるので、「とりあえず気になった番組を録画しておいてチェックしたら消す」というサイクルをストレスなく続けることができます。
『nasne』を追加して複数番組を同時録画
『nasne』は1台で同時に録画できるのは1番組までなので、裏番組も録画するということは1台では不可能です。
そこで、『nasne』を複数台追加することで同時録画が可能になります。(例:nasne[A]で録画中に、nasne[B]で別番組を視聴・録画する)
『nasne』を複数台で運用しても、プレステやスマホなどのソフトウェア上での管理は一括で簡単に行えるので面倒くささが全くないのが嬉しいポイント。 台数が増えても操作感はまったく変わりません。
今までは『torne(PS3専用地上デジタルチューナー)』を使っていたけれど……
今までは『nasne』1台+『torne(PS3)』という体制で運用してきました。
『torne』というのは、『nasne』の前身となった録画機で「PS3」に接続してゲーム機本体のハードディスクに番組を録画するというものでした。 現在は『PS3専用地上デジタルチューナー』とも呼ばれています。
こちらでも『nasne』と同じように番組視聴・録画はできるものの、BS・CS放送に未対応であったり、いちいちPS3の電源を入れてソフトを起動しないと番組を観られなかったり、スマホやPCからは観られなかったりと、『nasne』と比べると不便を感じるものでした。
この体制でも2番組同時録画は実現できていましたが、意外とPS3を起動させなければいけないのが面倒くさく、少しずつ未視聴の録画番組が貯まってPS3本体のハードディスクがパンク寸前になることもしばしばという日々を送っていました。
意を決して『nasne』を追加することに
テレビ番組の視聴は僕にとってそこそこ大きな趣味の一つだったので、思い切って不便を解消するために『nasne』をもう1台追加することに決めました。
結果としては、もっと早く追加してもよかったと思うくらい便利です。 やっぱり視聴場所を選ばないというのがかなり良いですね。録画番組の消化率がかなり改善されました。
加えて、嬉しかったのが『torne』が緊急時の録画要因として役立つようになったことです。
実のところ、日々おもしろそうなTV番組というのはたくさん放送されていまして。そんな気になる番組に限って3番組が重なっているなんていう悪夢もたま〜に起こります。(映画放送中なんかはありがち)
これまでは2番組までしか録れなかったので泣く泣く1番組は諦めていましたが、現在は3番組重複という緊急時でも隠居した『torne』に頑張ってもらうことで問題なく番組を楽しむことができるようになりました。これが地味にありがたい。
『torne』との比較。「番組スキップ」機能が便利!
『nasne』にあって『torne』にない機能として僕が便利さを実感しているところが「番組スキップ」機能。録画番組の中身が自動的に区切られて、簡単に頭出しをすることができます。
例えば、番組のオープニングや幕間のCMをすぐさま飛ばすことができるので、サクサクと番組を観ていくことができるのです。
今ではスキップ機能の便利さに慣れてしまったので、『torne』で番組を観てる時の「CMかぁ、飛ばそ。早送り……あっ、行き過ぎた。巻き戻しで……あぁCMまで戻っちゃったよ!」という不毛な時間がツラいです(笑)
無線LAN環境で『nasne』を利用してみる
『nasne』は有線ネットワークの環境での使用が推奨されていますが、どうやら無線LANでの運用もどうにか可能らしいとのことで、色々と調べて導入することに。
僕の場合は無線LANの親機が少し離れた場所にあるため、親機からの電波をキャッチする子機を導入して『nasne』に接続することになりました。
調べた結果、『nasne』にオススメと評判だった「BUFFALO」の無線LAN子機『WLI-UTX-AG300/C』を2つ買って、それぞれの『nasne』に取り付け。
この無線LAN子機と『nasne』接続するには付属のLANケーブルでは長過ぎたので、15cmの短いLANケーブルも2本注文。
見た目もコンパクトに収まりつつ、接続も問題なく番組視聴できて満足の結果となりました。
が、しかし……
「スイッチングハブ」を使った有線ネットワーク構築に挑戦することに
『nasne』2台運用を開始してしばらく経ったころ、パソコンを新調することになりました。(このあたりは後日また新たに記事を書くつもりです) → 書いた記事はコチラ
その新パソコンには無線LAN機能が搭載されていなかったため、ずっと昔に使わなくなって余っていた子機(『nasne』には非対応)を繋げてみたところ、古すぎたせいか回線速度が激遅というピンチに。
仕方ないので新たに子機を買い足そうかと考えてふと、『nasne』に使っている子機(WLI-UTX-AG300/C)を活用できないかと思い立ちます。
『WLI-UTX-AG300/C』について調べてみると、どうやら「スイッチングハブ」を使えば複数の機器を一つの子機で接続することができるとのことでした。
新PCのネットワーク問題は思わぬ出費だったので少しでもコストを抑えたいと思い、なるべくお安いハブを探すことに……。
Giga対応のハブを導入して機器を接続
スイッチングハブについて調べてみたところ、新たに子機を買うよりも安く済むようで一安心。さっそく注文することにしました。
良さそうだったのが「BUFFALO」の『LSW4-GT-5EPL/BK』というスイッチングハブ。「Giga対応」により回線速度についても安心で、5つのLAN端子が搭載されているので無線LAN子機の分を除いて4つの機器まで接続が可能という機種です。
僕の場合では、新PC・nasneA・nasneBの3つなので大丈夫ですね。あと一つ端子が空いているのでプレステなどを有線接続しても良いかもしれません。
接続は、
【無線LAN親機】
|
(無線)
|
【子機(WLI-UTX-AG300/C)】
‖
(LANケーブル)
‖
【ハブ(LSW4-GT-5EPL/BK)】
‖ ‖ ‖
(LANケーブル)
‖ ‖ ‖
【PC】【nasneA】【nasneB】
こんな構図になりました。 子機でキャッチした電波をスイッチングハブを介して3つの機器に分配しています。
子機が一つ余った……
スイッチングハブを導入したことで、はじめに『nasne』2台を無線で繋げる時に導入した子機が一つ余ったのが少しもったいないですが、とりあえず全ての機器がちゃんと繋がったので良しとします。
ネットワークに接続する機器が多い場合はハブを使うと良いということを今回知って勉強になりました。
実際に触れてみないとわからないことばかりですね。
《後日追記》新たに無線中継機能付のルーターへ変更しました
上の方で無線LAN子機『WLI-UTX-AG300/C)』を紹介しておりましたが、現在は「NEC」から出ている無線中継機能付のルーター『Aterm WG1200CR』へと買い換えて利用しています。
上の図で示すと、【子機(WLI-UTX-AG300/C)】の部分が【無線中継機能付ルーター(Aterm WG1200CR)】へと変わっただけですね。
こちらのルーターは有線LAN端子が一つのみ搭載のモデルなので、先に導入した有線LANハブ『LSW4-GT-5EPL/BK』がムダにならず活躍してくれてイイ感じです!
なんだか回線状況も安定したような気も……? (気のせいか知らん)
おわりに
今まで『trone』で不便を感じつつもガマンして運用してきましたが、新たに『nasne』2台運用に移行したことで、便利さを向上させるために投資するのも悪くないかもと感じました。
日々触れる時間が多いものこそ、設備を見直して便利に使っていくことを今後も意識したいと思うようになりました。
兎にも角にも『nasne』、便利っすね。