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ハル研のADVゲーム『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』をクリア。

ファミコンとは思えぬクオリティ
先日まで開催されていたニンテンドーeショップのヒートアップセール。セール対象の『ファミコン探偵倶楽部2 うしろに立つ少女』のためにNewニンテンドー2DSLLに買い替えたりもしましたが、ほかにもずっと気になっていた『メタルスレイダーグローリー』という作品もゲットして遊んでみました。作品名だけは知っていたもののプレイする機会がなかったアドベンチャーゲームです。

ハル研制作のSFアドベンチャーゲーム

メタルスレイダーグローリー』は、『星のカービィ』などでおなじみの「ハル研究所」が1991年にファミコン向けに開発したアドベンチャーゲームです。今回遊んだ『〜ディレクターズカット』は、ファミコン版をもとに新たなシーンの追加やグラフィック・サウンドの刷新といった新要素が盛り込んで2000年にスーパーファミコン版としてリメイクされたものです。

近未来が舞台のSF作品で、ひょんなことから戦闘兵器「メタルスレイダー」というロボットを手に入れてしまった主人公がコクピットの中で地球の危機を訴える謎のメッセージを発見し、その真相を探るために宇宙へと旅立つ……というところから物語が始まります。

ワクワクする王道的なストーリー、魅力あふれる登場キャラクター

最初に見つけたメッセージの謎を追っていくことで少しずつ真実が明らかになっていきますが、ストーリーの合間に交わされるキャラクター同士の会話の中で世界観や主人公を取り巻く境遇なども説明されるため、自然と物語世界の中に引き込まれてプレイを進めてしまいました。

登場するキャラクターもみんな魅力的で、あまり会話が多くないキャラクターでも印象によく残りました。特に女性キャラには力を入れて制作されていることがよく伝わってきます。昔の作品なので見た目やセリフは少し時代を感じさせますが、個人的には現代のキャラクターよりもこっちの方が落ち着いてしまうのがちょっと不思議。

ファミコン作品とは思えないクオリティの演出

どうやら『ディレクターズカット』でもアニメーションや演出はファミコン版から大きくは変わっていないらしく、ファミコン版の時点でかなり高いクオリティで制作されていたということが伺えます。ドットで描かれたキャラクターの表情や背景の変化が非常に繊細で、全体を通して丁寧に作られているなぁと唸りながらプレイしました。

例えば物語の中でメタルスレイダーの発進シーンが描かれるのですが、発進直後のGによってキャラクターの顔が一瞬だけ苦悶の表情に変わるところなどはテンションが上ってしまいました。とてもファミコンとは思えない作り込みです。(実際に当時はかなりの開発期間だったのだとか……)

余談ですが、セーブの方法が一風変わっていて面白かったです。パスワード方式になっているのですが、『ドラクエ』の「ふっかつのじゅもん」みたいにランダムな文字列ではなく「えりな(ヒロインの名前) もう おきなよ」「◯◯(現在の目的地)に いくよ」というようにセリフ調になっているのがユニークでした。

原作(ファミコン版)から遊ぶべきだった……かも

今回セール対象だったということもあってリメイク版の『ディレクターズカット』で初めて『メタルスレイダーグローリー』に触れたワケですが、遊び終わってふと「ファミコン版から遊ぶべきだったかも……」なんて思ってしまいました。

ドット絵でのアニメーションや演出はファミコンらしからぬ高いクオリティものばかりですが、それが当たり前に実現可能な性能を持つスーパーファミコン版ではなく、まず原作を遊んでファミコンの底力を体感すべきだったなぁと感じたためです。

そうやってファミコン版のことも気になってしまうくらい、今回『メタルスレイダーグローリー』からは大きな衝撃を受けました。タイトルだけ聞いたことがある状態で何年も過ごしてきましたが、ようやくその魅力的な内容を知ることができて嬉しいです。ファンから熱く支持され続けているのも納得。

ほとぼりが冷めたら今度はぜひファミコン版も遊んでみたいと思っています。やっぱりテキストアドベンチャーは面白いですね。

リンク

WiiU(VC)『メタルスレイダーグローリー』 任天堂公式サイト
WiiU(VC)『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』 任天堂公式サイト

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。