
もう下半期……ということで2025年後半に触れて良かったものについてまとめていきましょう。 まずはアニメなど映像作品のまとめから。
[アニメ] 瑠璃の宝石
キラキラしたものが大好きな女子高生がある日「鉱物採集」に出会い、時に山を登り、時に川に浸かりとどんどん鉱物の魅力にのめり込んでいく姿を描いた本格サイエンスアドベンチャー。
とにかく画力(えぢから)が凄まじく、毎秒欠かさず画面が楽しい作品でした。 主な舞台となる大自然の緻密な背景、キャラクターデザインもややクセがあるものの好みな絵柄で動きまくっていて目が離せません。 劇場版かってくらい動いてます。
それに加えて、鉱物や地質学に関する解説が作品内にふんだんに盛り込まれていて勉強になるところも良かったです。 CM前後のアイキャッチ部分で細か〜い字でびっしり書かれた豆知識を読むのが好きでした。
[アニメ] 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ
ネット公開されている個人制作のショートアニメが元となった作品で今回TV放送されたのは続編の位置づけ。 強化人間・チハルとサイボーグ・マキナの二人を主人公に、暴走列車に乗り合わせた人々とともに列車を止めようと奔走する様が描かれるスペーストレインスペクタクル。 劇場版の公開も予定されている。
世界観・キャラデザ・演出どれもが“独特”のカタマリながら、気づけば謎の中毒性で夢中にさせられてしまったアニメです。 終始繰り広げられるユル〜い会話劇と流れを唐突にブッタ切るエンディングがクセになりました。 これでキャンディーズの楽曲『銀河系まで飛んで行け!』を知ったという。
これをほとんど一人で作り上げたというのだから驚き。 優れたクリエイターは時代を問わず登場するものですなぁ。 前作『ミルキー☆ハイウェイ』は作者・亀山陽平さんのYouTubeチャンネルで公開されています。
◆ 自主制作アニメーション『ミルキー☆ハイウェイ』本編 – YouTube公式
[アニメ] グノーシア
『人狼ゲーム』のルールを取り入れたアドベンチャーゲームが原作のアニメ。 いったい誰が人間ではないのか――疑心暗鬼の中で魅力的なキャラクターたちによる推理劇と交流が描かれ、主人公・ユーリの身に起きた異変の秘密も少しずつ明らかとなっていく。
アニメ化の発表を機にゲームを遊んで放送をずっと楽しみにしていた作品です。 放送前までは「人狼ゲームをアニメ化って可能なのか……?」とちょっぴり不安な心持ちだったのですが、第1話を観てその杞憂も吹っ飛びましたね。 ここまでずっと面白いですし、ゲーム要素をたくみに作品内に織り込んでいてすばらしい。
ゲームを遊んだ人はアニメでの再現にニヤリとできて、そうでない人もゲームへの興味が生まれそうな良いアニメ化だと感じました。 僕の中でラキオの魅力が爆上がりしています。 この先の展開も楽しみ!
[アニメ] ToHeart
同名の恋愛アドベンチャーゲームが原作のアニメ。 今回観たのは2作品あるうちの第1作目で1999年に放送されたもの。 恋愛アドベンチャーのアニメ化と聞いてイメージされる内容とは少し毛色が異なり、主人公たちの何気ない学校生活がメインに描かれているのが特徴。
今年リメイクされたゲーム『ToHeart』のプレミアムエディションに全話収録のブルーレイが付属していたので観ました。 ゲームの魅力が盛り込まれた良いアニメ化で、そこを差し引いても純粋にものすごく上質なアニメ作品で大満足です。 間の取り方がしっかりしているというか、登場人物の心の機微を丁寧に描こうとしている感じが画面から伝わってきます。 めちゃくちゃ面白かった。
これデジタル配信されてないってマジ……? 中古DVDを買うかレンタルしかないみたい。 それかBD付きのリメイク版『ToHeart』がまだ市場に出回っているから、それを今のうちに確保するのが安牌かも。
[アニメ] 魔法少女まどか☆マギカ(の副音声)
魔法少女ものの在り方を根底から覆したのではないかというくらい世間に衝撃を与えたアニメの再放送。 来年で放送15周年を迎えるとのこと。 今回は単なる再放送ではなくお笑い芸人の狩野英孝さんが初見で『まどマギ』を観る様子が副音声で楽しめる特別バージョンとなっている。
↑ こちらには狩野英孝さんの副音声は含まれませんのでご注意を! 先日までのTV再放送限定の特別企画でした。
新作劇場アニメ『ワルプルギスの廻天』の公開も迫るなかで久しぶりに本編を観ました。 可愛らしい絵柄で紡がれる重々しい物語、何度観ても面白いですね。 展開は知っているので続きを観るかどうか迷いましたが狩野英孝さんの副音声実況で完全に虜にされちゃいました。
初見では予測不能なストーリー展開に狩野さんが揺さぶられているのを見て、自分も2011年の放送当時に毎週ヤキモキしながら見届けたことを思い出して微笑ましくなりました。 ガッツリと作品にのめり込んで楽しまれている姿がステキですね。 もっと色々な作品を狩野さんの副音声で見てみたいな〜!
[特撮] 仮面ライダークウガ
平成仮面ライダー記念すべき第1作目。 古い遺跡から蘇った怪人「グロンギ」たちの魔の手から人々を守るため、古の戦士「クウガ」に変身できるベルトを身に宿した冒険家・五代雄介の戦いが描かれる。
放送開始25周年を記念した再放送を楽しんでいます。 物語やデザインがどれも好きなんですよね。 要素が洗練され研ぎ澄まされている感じがしてホントカッコいい。
↑ 調べていて初めて知ったのですがブルーレイ2枚組に全話収録された『一挙見Blu-ray』なる商品が発売されるんですね。 2枚に詰め込まれているので映像はSD画質とはいえ、ディスク入れ替えの手間がほぼないのは魅力だなぁ。
[バラエティ] 伊集院光の偏愛博物館(ミュージアム)
“何か”を愛しすぎてしまった人が作った私設の博物館をタレントの伊集院光さんが訪問。 実際に展示品を堪能しながら館長が語るこだわりに耳を傾け、さまざまな偏愛の世界に触れていく。 現在シーズン3が不定期で放送中。
誰かが自身の好きなもの・ことについて語っている姿が好きなのですが、この番組はその美味しいところを100%凝縮したような内容になっています。 毎回「こんな博物館があるのか!」と驚かされるほど多種多様なジャンルの博物館が紹介されるなかで共通しているのは、どの館長さんも展示品への愛がほとばしっていて目がキラキラしていること。 なんだか観ているこちらも元気が湧いてくるんですよね。
この番組を観て、落語家の修行経験がある伊集院光さんが三遊亭円楽さんから授けられたと語っていらした「自分が時間を忘れてやってしまうような好きなことに少し社会性を持たせると、この商売は食っていける」という言葉を思い出しました。 番組に登場する館長さんたちの姿はまさしくこの言葉を体現した存在じゃないかと膝を打ちまくりながら番組を楽しんでいます。
あっという間の後半戦
月日が経つのが早すぎる……なんて、もはや常套句となりつつありますけれども。
今年下半期の映像作品は新作のみならず旧作も再放送などで色々と楽しめました。 やはり面白い作品は年月の経過にビクともしないくらい強度がありますね。 いつ観たって新鮮だ!
来年も良い作品にたくさん出会えますように……。




















