発売日に届いたものの、あまりの文量なのでまだまだ楽しんでいる『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』。
映画『シン・ゴジラ』の美術資料や撮影風景などがたっぷりと収録された公式記録集。実際に撮影で使用された台本の複製も別冊で付属。
まず驚いたのが資料集と台本が収められている外箱の大きさ。コレだけを見ると書籍だとはまず思えません。見た目に違わず重さもズッシリ。全部で3.5キロ強あります。
資料集は全560ページという大ボリューム。内容追加のために数回の発売延期を経て昨年末にようやく発売されました。発売延期の告知を目にするたびに悲しんだりもしましたが、読めば納得の充実した掲載内容。待ちわびた分、感動もひとしおです。
ゴジラのデザインが決まっていく過程で残された絵や、映像では数秒しか映らなかった看板やロゴデザインまで載っていたのが個人的にたまりませんでした。
制作の裏側、メイキングには目がないので大興奮しながら読んでしまいました。
ちなみに、この資料集の冒頭にも記載されていますが『ジ・アート・オブ・シンゴジラ』は美術設定や撮影風景を主にまとめた本なので、出演されていた役者さんに関する情報はほとんど掲載されていません(撮影風景の写真にちょこっと写り込んでいるくらい)。『シン・ゴジラ』は登場人物も魅力のひとつだと思うので、ぜひ何かで特集してほしいなぁ。
付属の複製台本もたまらない一品。『シン・ゴジラ』は登場人物の台詞がかなりの早口で飛び交う作品なので、映画館では聴き逃してしまった台詞も少なくなかったのですが、コレで何を話していたのかをしっかりと確認することができます。サントラCDを流しながら読めば脳裏に映像が……(サントラといえば、ダウンロード販売限定のハイレゾ版サントラは曲の尺も本編と同じ仕様なんだとか)。
記録集を読んだあとはまた映画を観たくなってしまったんですが、残念ながらコチラではもう上映している映画館がないので3月発売のブルーレイ待ち。
ブルーレイに収録されている特典映像も楽しみだなぁ。