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エヴァ公式アプリ『EVA-EXTRA』で「新劇場版」制作のウラ側を知る。

アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズのスマホ向け公式アプリ『EVA-EXTRA』に掲載されている新劇場版(「:序」「:破」)の制作スタッフインタビューを読みました。

「エヴァ」関連の情報たっぷりの公式アプリ『EVA-EXTRA』

『シン・エヴァンゲリオン』鑑賞からしばらく経ちながらも、未だ冷めやらぬエヴァ熱をどこへ発散してよいものやらと考えあぐねていた時、「エヴァ」の公式アプリ『EVA-EXTRA』内で新劇場版(「:序」「:破」)制作に携わったスタッフさんたちのインタビューを読むことができると知りました。

EVA-EXTRA – エヴァ・インフォメーション公式サイト

アプリ『EVA-ETXRA』は「エヴァ」に関連した最新情報や映像・ミニゲームなど特別なコンテンツが配信されている公式アプリです。

アプリは基本無料ですがプレミアム会員(月額:480円)に登録することで様々な特典を楽しむことができるようになります。 今回僕が読んだスタッフインタビューもプレミアム会員特典のひとつです。

「全記録全集」から抜粋されたインタビューがアプリで楽しめる

『EVA-EXTRA』で読むことができるインタビュー集は、以前発売した新劇場版の設定資料集や場面写真がまとめられた『全記録全集』という書籍に収録されていたものを抜粋した内容となっているそうです。

余談ですが、もともと『全記録全集』は「ハードカバー版」として発売しており、後に「ソフトカバー版」として仕様が変更された上で再販が行われました。

その「ソフトカバー版」にはスタッフインタビューが収録されていないとのことですのでご注意ください。

『:序』と『:破』それぞれの全記録全集の中に濃密なインタビューが収録されていることを知ったのはつい最近のことで、ぜひ読んでみたいと思っていたのですが、残念ながらハードカバー版はすでに入手困難な状態が続いていました。

そんな中で今回の『EVA-EXTRA』へのインタビュー掲載を目にして、慌てて月額課金をして読み漁ったというわけです。 いやぁ、ありがたや……。

読み通すのに丸一日かかるほどの膨大な文字量

『EVA-EXTRA』内に掲載されているスタッフインタビューは下記の通りです。(順番はアプリ内での掲載順、敬称略)

【:序】

  • 貞本 義行(キャラクターデザイン)
  • 山下 いくと(主・メカニックデザイン)
  • 樋口 真嗣(新作・画コンテ)
  • 京田 知己(新作・画コンテ)
  • 鈴木 俊二(総作画監督)
  • 松原 秀典(作画監督・デザインワークス)
  • 本田 雄(メカニック作画監督)
  • 増尾 昭一(特技監督)
  • 原口 浩(演出)
  • 高倉 武史(デザインワークス)
  • 田中 達也(原画)
  • 菊地 和子(色彩設計)
  • 加藤 浩(美術監督)
  • 鬼塚 大輔、小林浩康(CGI監督)
  • 井野元 英二、雲藤 隆太(CGI / VFX)
  • 佐藤 敦紀、渡部 韻(CGI / VFX)
  • 増田 朋子(2Dデジタルワーク)
  • 福士 享(撮影監督)
  • 奥田 浩史(編集)
  • 鷺巣 詩郎(音楽)
  • 野口 透(効果)
  • 大月 俊倫(エグゼクティブ・プロデューサー)
  • 摩砂雪(監督)
  • 鶴巻 和哉(監督)
  • 庵野 秀明(総監督)

【:破】

  • 貞本 義行(主・キャラクターデザイン)
  • 山下 いくと(主・メカニックデザイン)
  • 榎戸 洋司(脚本協力)
  • 樋口 真嗣(画コンテ・イメージボード)
  • 中山 勝一(副監督)
  • 小松田 大全(副監督)
  • 鬼塚 大輔、小林浩康(CGI監督)
  • 鷺巣 詩郎(音楽)
  • 住谷 真(録音)
  • 轟木 一騎(総監督助手・宣伝)
  • 摩砂雪(監督)
  • 鶴巻 和哉(監督)
  • 庵野 秀明(総監督)

また、それぞれインタビュー取材と執筆は日本アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんが担当されているとのこと。

ちなみに無料版でも冒頭部分だけ読むことができるので、まずはそちらを試し読みされてから課金するか決めてもよいかもしれませんね。

とはいえ、この一覧からもお分かりいただけるように「月額分の料金だけでこんなに読めてしまっていいの!?」と驚嘆するくらいトンデモない文量なので、あまり悩まず課金してしまっても問題ないかと思います。

作品がさらに味わい深くなるような内容がたっぷり!

このインタビュー集の素晴らしいところは、制作指揮を執られた監督さんたちだけでなく多岐にわたる制作セクションのスタッフさんたちの証言が記録されているところだと思います。

それぞれの担当作業ごとのこだわりや苦労した点などが赤裸々に語られていて、次に映像を観る時に注目するポイントがグッと増すような貴重な内容ばかりでした。

新劇場版はこれまでに何度も観てきましたが、このインタビュー集を読む前と読んだ後とでは自分の中にある作品に対する解像度みたいなものが全く違うものになっているのではないか、そんな気がしています。

あぁ、はやく時間を見つけてもう一度はじめからブルーレイを観直さねば……!

『:Q』や『シン』の「全記録全集」が今から気になってくる

これだけ濃密なインタビューを浴びてしまうと、やはり気になるのは『:Q』や『シン』に関する内容ですね。

おそらく『:序』『:破』と同様に残る2作についても「全記録全集」の発売が予定されていることと思いますが、今のところは『:Q』「全記録全集(ビジュアルストーリー版)」の発売が2021年6月に発売予定、「設定資料版」は鋭意製作中とのことです。

ちなみに「ビジュアルストーリー版」は作品の流れに沿って場面写真と台詞が掲載されている書籍で、設定資料集とは異なる内容のようなのでお間違えのないようご注意を。

やっぱり舞台裏を覗かせてもらうのは興味深い

もうここでは何度書いてきたか覚えきれないくらいですが、やっぱりこういったインタビューやメイキング記事に触れるのが大好きです。

一度は普通に楽しんだ作品でも、こういった舞台裏のアレやコレやに触れることでまた新たな魅力を見つけ味わうことができるのには格別の思いがあります。

今回『EVA-EXTRA』で読んだインタビュー記事はメチャクチャ面白くて、本当に読めて良かったです。 とてつもない文字数なので読み通すのに冗談抜きで丸一日は要しますが、大変オススメの内容でした。

《余談》エヴァ熱に火がついて、色々と資料をリストアップ

インタビュー記事を読むのがあまりに楽しく、もっといろいろと読みたいと思ったので主に庵野秀明さんのインタビュー記事が載った雑誌などを読書予定リストにピックアップしたりしてました。

TV版エヴァの頃に刊行された書籍。 庵野さんへのインタビュー集などが掲載。

雑誌「旅と鉄道」の増刊号。 新劇場版に登場した鉄道車両の紹介や、庵野さんへのインタビューなど。

雑誌「ブルータス」の「お金の使い方」特集の号。 庵野さんも「価値」について語っているとのこと。

《さらに余談》「特撮メカ」のDVDで庵野さんの意外な一面を知る

今回のインタビューの中で庵野秀明さんが円谷の特撮作品を挙げていらっしゃる箇所がありました。

「恐竜大戦争アイゼンボーグ」を仕事で観たという内容の発言だったのですが、これはおそらく『円谷プロ 特撮メカニック大全[SFドラマ篇]』のオーディオ・コメンタリー(副音声)のことだと思います。

円谷プロ 特撮メカニック大全[SFドラマ篇] 』と『円谷プロ 特撮メカニック大全[ウルトラシリーズ篇] 』の2巻からなるDVDシリーズで、円谷作品に登場する「メカ」だけにスポットを当てて映像で紹介するという何とも斬新な内容です。

その副音声でのコメンタリーとして庵野秀明さん・樋口真嗣さんのお二方が映像を観ながら自由に語り合う模様が収録されているのです。

コメンタリーでは特撮オタクらしいディープな会話が繰り広げられていて、それがメチャクチャ面白いのですが、特に[SFドラマ篇]に収録された「恐竜大戦争アイゼンボーグ」での一幕が忘れられません。

庵野さんはコメンタリー収録の時点では「アイゼンボーグ」を観たことがなかったそうで、そこで初めて変身シーンを目の当たりにされたようです。 (該当シーンについて、もしよかったら調べてみてください)

なかなかユニークな映像表現の変身シーンだったこともあってか、それが庵野さんのツボに見事にブッ刺さったらしく「ワハハハ!」と声をあげて大爆笑されていました。

あんなにゲラゲラと笑っていらっしゃる姿(音だけですが)は初めてだったので少し驚かされつつ、これまで知らなかった庵野さんの新たな一面を知ることができて喜んでいます。

このDVDは残念ながらすでに手に入りにくくなってしまっている品ですが、円谷特撮ファンはもちろん庵野さん&樋口さんファンの人にもぜひ一度観てみていただきたい一品です。

[SFドラマ篇]と[ウルトラシリーズ篇]がひとつのパッケージにまとめられた特別パッケージも発売したそうなのですが、こちらも単品版と同様に入手困難となっているようです……。

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。