もう年の瀬ですか!? 早すぎる……あまりにも……(恒例の文句) ということで今年も触れた作品などを振り返っていきましょう。 まずはゲームについて。
アナザーコード リコレクション:2つの記憶 / 記憶の扉
ニンテンドーDSとWiiで発売したADVゲーム「アナザーコード」シリーズ2作品がひとつになってNintendoSwitchでリメイクされました。
今年はゲーム初めがアドベンチャーゲームでちょっぴり嬉しい。 それに何より「アナザーコード」がまさかの復活というオドロキですよ。 遊びやすさや演出が現代ナイズされていて良きリメイクでした。
このまま『ウィッシュルーム』シリーズに希望がつながってほしい〜!
岩倉アリア
舞台は1966年の日本。 とある屋敷で女中として働くこととなった主人公・壱子とそこに住まう不思議な少女・岩倉アリア、二人の間に紡がれる絆と屋敷に隠された秘密をめぐるサスペンスを描いたADVゲームです。
読後感(プレイ後感?)がとても良い一作でした。 グラフィックや音楽が非常によくまとまっていて作品世界に没入させてくれましたし、ADVのキモである文章も想像がかき立てられて夢中で遊んでしまいました。
これまではNintendoSwitchのみでしたが、先日Steam版も発売になると発表がありましたね!
◆ 岩倉アリア(Steam版) – Steam公式サイト
※ 説明が英語で書かれていますがSteam版は日本語も対応しているそうです
ファミコン探偵倶楽部 笑み男
まさかの35年ぶりのシリーズ完全新作の発表に腰を抜かしそうになりましたよ。
ADVとしての遊びやすさやグラフィックがものすごくパワーアップしていて『ファミコン探偵倶楽部』シリーズ再始動の希望も垣間見えましたが……。 とにかく新作を遊べて感無量のほかに言葉が見つかりません。
「笑み男」がシリーズ初体験だったという人はぜひ前2作(『消えた後継者』・『うしろに立つ少女』)も手にとっていただきたいです。 頼むから!!
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~
往年のアドベンチャーゲームが令和に復活! パッケージ版にのみ原作(ファミコン版)も収録されているので1本で2度おいしい。
これが出る前に実機で所持していたファミコン版を初めてプレイし、その完成度の高さに脱帽。 リメイク版もキレイなグラフィックや音楽、フルボイスに37年後を描いた追加ストーリーと豪華なつくりでたっぷり楽しませてもらいました。 良リメイク!
ファミコン版を遊んだとき音楽があまりに刺さりすぎて今でも新品で売っているサントラCDも即買いしちゃいました。
ATRI -My Dear Moments-
原因不明の海面上昇によって地表が失われつつある世界で、海底からサルベージされた人間の少女そっくりのロボット・アトリと主人公の少年との交流が描かれるADV。 アトリが果たしたいという“最後の命令”とは――。
TVアニメ放送をきっかけに積んでいたゲーム版を慌てて遊びました。 ジャケットのイラストからてっきりアトリはツンとしたキャラかと思っていたら、とにかく天真爛漫で可愛らしくて意表をつかれた……な流れにガッチリ心をつかまれちゃいました。
アニメ版のみ触れた人はゲームもぜひ。 作品世界の説明はゲームの方が詳しい印象です。 (こればかりは尺の都合でしょうがない……)
天穂のサクナヒメ
神界でぐうたらと暮らすサクナヒメがとある事件をきっかけに主神の怒りを買い、鬼が支配する「ヒノエ島」への調査を命じられてしまう。 一癖ある人間たちと協力し、米をつくって強くなる和風アクションRPGです。
こちらもアニメ化に際して積みゲーを先に、のパターン。 鬼を狩る戦闘アクションと米をつくるシミュレーションパートの仕組みに慣れるまでは大変でしたが、やるべきことがわかってできることが増えてきたらもう遊ぶ手が止まりませんでした。 面白い!
この作品に触れた副産物として毎日のご飯がよりおいしく感じられるようになりました。 いや、ホントに。
NieR:Automata(ニーア オートマタ)
人類滅亡の危機に瀕した地球を舞台に襲い来る機械生命体と人を模したアンドロイドとの壮絶な闘いを描くアクションゲームです。
またまたTVアニメ版の放送を以下略。 この作品で初めて「ニーア」シリーズに触れました。 爽快な3D戦闘アクションと周回を重ねることで少しずつ謎が明らかになっていく物語に引き込まれて、ゲームのその後が語られた朗読劇&コンサートのブルーレイ(『人形達ノ記憶』)まで楽しんじゃいました。 感動。
その後『ニーア レプリカント ver.1.22474487139…』も遊んで「アレってそういうことだったのか!」と作品同士のつながりを楽しんだりしております。
いろいろなADVに触れられた一年
今年触れたゲームの中から印象的だったものをピックアップしてみました。
少し前からアドベンチャーゲームを深堀りしてみようと心がけているおかげで積極的にADVを楽しめた一年だったと思います。 それ以外の作品も魅力的なものばかりで大満足。
ただインディーズも含めてあまりに多くの作品が日々リリースされているので発売ペースと遊ぶペースとが全く噛み合っておらず……。 調べれば調べるほど気になる作品と出会ってしまうような状況で。 嬉しい悩みですけどね!
当たり前にエンタメを楽しめるありがたみを噛み締めつつ、来年もまた良い作品に一本でも多く出会えるように願って2024年ゲームのまとめといたします。