2024年に触れたアニメ作品などについて記録していきます。 並びは思いつくままに順不同。
ダンジョン飯 [TVアニメ]
迷宮の奥深くで魔物に妹を捕食されてしまった冒険者・ライオス一行が“食料を現地調達”して妹救出を目指す冒険ファンタジー。
ようやくのアニメ化! という印象がありました。 原作マンガ超面白い。 さすがトリガーが手掛けただけあってダンジョン内の材料でつくられた料理はどれも美味しそうだし、アクションシーンも大迫力で毎週の放送が待ちきれませんでした。
物語もここからさらに面白くなっていくので製作が決定している第2期も楽しみです。
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オーイ! とんぼ [TVアニメ]
職も家族も失った元プロゴルファー・五十嵐が移り住んだ火之島でたったひとりの中学生・とんぼと出会う。 島にはゴルフコースがないにも関わらず、とんぼは天才的なセンスとテクニックを持っていて――。 小さな島から競技ゴルフの世界へと大きく羽ばたく物語。
原作マンガがゴルフの専門誌(週刊ゴルフダイジェスト)で連載されていることもあってか作中に登場するゴルフ知識がかなりガチ寄りなのが特徴的です。 それでいて全くの素人な自分が観てもすごく面白いところに物語のパワーを感じさせます。
ゴルフを題材にしたアニメは不思議とメチャクチャ面白い説の実例がまたひとつ。
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ガールズバンドクライ [TVアニメ]
現状に息苦しさを抱える少女たちがバンドを組んで、時に衝突しながらも自分たちの居場所を求めて前進していく音楽アニメ。 キャラクターが3DCGで表現されているのも注目ポイントのひとつです。
似たテーマの作品が同時期に複数放送されていたこともあり、正直はじめのうちは何の気なしに観ていたのですが回を追うごとに右肩上がりに面白さを増すストーリーに目が離せなくなりました。
映像面も3DCGの利点をかなぐり捨てた豊かな表情変化に唸らされます。 同じ表情がほとんどないんじゃないかというスゴさ。
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烏は主を選ばない [TVアニメ]
烏へと姿を変えることができる「八咫烏(やたがらす)」の人々が暮らす異世界・山内を舞台に、権力争いとそれをめぐる陰謀の渦中へと八咫烏の少年・雪哉が巻き込まれていく様を描いた宮廷ミステリー。
登場人物それぞれの思惑が交錯し、誰が敵で誰が味方なのか……謎が謎を呼ぶ展開で面白かったです。 人物がみんな耽美な雰囲気でキャラデザもとても好みでした。
アニメ最終回でまさかというようなとんでもない秘密が明らかになってビックリ。 原作小説も気になるので読むぞ。
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響け!ユーフォニアム3 [TVアニメ]
弱小だった高校吹奏楽部が一丸となって全国大会金賞を目指す物語、その最終章。 3年生で部長となった主人公・久美子の奮闘と努力の結果が描き出されます。
10年近く続いてきたアニメシリーズもついに完結ということで感動もひとしおでした。 第1期(2015)の時から美しい映像表現に目を奪われてきましたが、作品を重ねるごとにそれがどんどんパワーアップしているのが素人目にも明らかでまさに職人芸ですね。
ぜひ短編や外伝(立華高校編)のお話も映像化していただきたいなぁと願っております。
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アオのハコ [TVアニメ]
バドミントン部に所属する高校一年生の主人公・大喜が密かに好意を寄せているバスケ部の先輩・千夏。 ある日、千夏の家庭の事情から大喜の家で同居生活が始まることに……。 恋に、部活に揺れ動く少年少女たちを描いた青春ストーリーです。
原作が少年ジャンプ作品というのがなんだか意外でした。 同居する設定はファンタジックですが誰しもが持っている夢って感じがしますよね。 多角形な人間関係も描かれるけれど泥臭くならず常に爽やかさがあるのが印象的です。
特にキャラクターデザインが大変好み。 イイ絵だなぁ……。
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ダンダダン [TVアニメ]
「幽霊は信じているが宇宙人否定派」の綾瀬桃(通称:モモ)と「宇宙人は信じているが幽霊否定派」の高倉健(通称:オカルン)。 ひょんなことから肝試しをすることになり、そこで怪異と出会ってしまったことをきっかけに異能力バトルと二人の恋が幕を開ける!
自分にしては珍しく連載開始から追いかけていた作品です。 マンガ版の画力が凄まじいのでアニメでどう表現されるかが楽しみで注目していましたが、コミカルで珍妙な場面もカッコいいアクションシーンも見事な映像化で期待以上でした。
そしてオープニング主題歌(「オトノケ」 Creepy Nuts )の脳内リピートが止まらない!
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X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏 [TV番組]
お笑い芸人・カズレーザーさんが聞き手となって、一世を風靡した製品の開発に携わった業界関係者たちが当時について語るトークバラエティ番組です。
ゲームやアニメ・特撮といったサブカルチャーなテーマも頻繁に取り上げられるので注目度高し。 身近な物の意外な誕生秘話が明かされるのが興味深くて毎回楽しく観ています。
なによりどんなジャンルの業界人からも楽しくエピソードを引き出すカズレーザーさんのオールマイティな聞き上手っぷりがスゴい!
◆ 『X年後の関係者たち あのムーブメントの舞台裏』をTver(見逃し配信)で観る – TVer
趣味の園芸 京も一日陽だまり屋 [TV番組]
季節の花々の植え方・育て方を教えてくれる『趣味の園芸』から派生したミニドラマ番組です。 紙人形のキャラクターたちが毎回一種の花をテーマに5分間の物語を展開します。
別の記事でも取り上げた番組ですが、5分間という短い時間で花の知識とコミカルなドラマがきっちりまとめられているところに技術を感じました。 観るたびに植物って本当に様々な種類と楽しみ方があるんだなぁと驚かされています。
余談ですが、この番組を制作している劇団・ヨーロッパ企画の映画『リバー、流れないでよ』もメチャクチャ面白かったです。 つい最近Amazonで観ました。
◆ 『趣味の園芸 京も一日陽だまり屋』をNHKプラスで観る – NHK
ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪 [TV番組]
博物館や美術館、図書館、動物園など……公共施設の一般には入れないウラ側(バックヤード)に潜入し、我々の見えないところでどのような仕事が行われているのかを取材した番組です。 「本当の“知”は、裏にかくされている」
ウラ側が気になる僕にはたまらない内容でいつも楽しく観ています。 博物館や美術館が多く取り上げられるのも好みに合っていて、作品の寿命を延ばすために行われている管理や修復の細やかさには感嘆させられます。
真摯に仕事と向き合う縁の下のプロフェッショナルの姿を知りました。
◆ 『ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪』をNHKプラスで観る – NHK
※ 放送のタイミングによっては配信が終了している場合もあるようです
100カメ [TV番組]
タイトルのとおり密着先の現場にいくつものカメラを設置してその様子を観察する、「100台のカメラで全部撮る」のぞき見ドキュメンタリー番組です。 MCはお笑い芸人・オードリーのおふたり。
こちらも『ザ・バックヤード』と同様にウラ側を追うのがテーマですが取り扱うジャンルに違いがあります。 直近の放送の中では「福島第一原発」の廃炉作業に密着した回が特に印象に残りました。
普通では立ち入れない、想像することしかできない様々な現場の実情を教えてくれる貴重な番組です。
◆ 『100カメ』をNHKプラスで観る – NHK
相変わらずHDDがパンパンで
以前よりテレビをチェックする時間は少なくなったはずなのですが、それでも録画用HDDの容量はいつも満杯寸前が続いています。 観ても観てもわんこそばのように矢継ぎ早に新番組が滑り込んでくる状態。 ゲームと同様にこれもまた嬉しい悩みです。
ここ最近よく叫ばれる“娯楽があふれている”というのを痛感しています。 すべてを楽しむにはとても時間が足りない。 何かを手に取るなら何かを諦めざるをえない、ではどれを選ぶのか……贅沢な気もしつつ頭が重いっす。
来年もまた自分にとって良き作品と出会えるよう願って2024年アニメその他のまとめといたします。