
ありそうでなかったまさかの企画、デアゴスティーニの『水曜どうでしょう DVDコレクション』第1号を買ってみました。
人気バラエティ番組がデアゴスティーニ化!?
『水曜どうでしょう』といえばもはや説明不要なくらい大人気のバラエティ番組ですが、放送30周年の節目を目前になんとあの「デアゴスティーニ」とのコラボレーションが実現したとのことです。
毎号付いてくる付録を集めることでフィギュアが完成したり辞典が出来上がる、「デッアゴスティーニ♪」というCMソングが印象深いあの雑誌の新シリーズとして『水曜どうでしょう』のDVDコレクションが発売されました。
当時放送された映像のほぼ全てがDVD化されて毎号の付録として付いてきます。 1996年に放送された「サイコロ1」から現時点での最新作である2023年放送の「懐かしの西表島」までの企画が放送順に収録されて全69号を予定。
隔週刊での発行なので最終69号の発売予定はなんと2028年8月!
ながいたびが はじまる..
最新作「懐かしの西表島」はすでに販売されているDVDシリーズ「水曜どうでしょう DVD全集」の第36弾として発売がアナウンスされたので収録ラインナップの違いはほぼ無さそうですね。 ちなみに「カルトクイズ世界大会」は残念ながらデアゴスティーニ版にも収録予定は無いようです。
詳しい収録内容についてはデアゴスティーニの公式サイトの「ラインナップ一覧」をご確認ください。
『どうでしょう』のヒミツに迫るマガジン
ついDVDに目がいきがちですがDVDはあくまで付録。 メインの情報マガジンも番組に関する情報が満載のようです。
マガジンは基本的に5章で構成されていて、DVD収録分の企画を詳しく解説した「今号のエピソード」・30年分の歴史を紐解く「水曜どうでしょうヒストリー」・番組収録外で撮影されたオフショット写真をディレクターのコメントと共に紹介する「オフショットギャラリー&ディレクター’s NOTE」・番組制作に携わった人々へのインタビュー「どうでしょう班の裏側」・登場するロケ地やゆかりのあるアイテムなどを紹介する「はみだしどうでしょう」といったファン垂涎の内容が掲載されています。 (号によって内容が変更される可能性ありとのこと)
第1号では前身番組である『モザイクの夜』の内容やどうでしょう班4人の出会いについて紹介されていたり、出演者・大泉洋さんとカメラ担当ディレクター・嬉野雅道さんの対談インタビュー記事(DVDに映像としても収録)などが掲載されていて、だいたい映画のパンフレットくらいのページ数でありながらしっかりと読み応えが感じられる内容になっていました。
全69号分のマガジンを集めればさながら水曜どうでしょう大百科が出来上がるというわけですね……!
DVD全集とは違いがいろいろ
すでに販売されている「DVD全集」との違いの中でも
- デアゴ版には全集の副音声(出演陣によるオーディオコメンタリー)は収録されていない
- デアゴ版にだけ収録された特典映像がある
以上が大きく異なる部分ではないでしょうか。
特に副音声はDVD発売時点でのどうでしょう班の面々が放送当時を振り返りながら語り合っていて、ほぼ全編ずっと喋りっぱなしなので通常音声・副音声で2倍楽しめちゃいます。
この点だけでもせっかく手に入れるならDVD全集の方をオススメしたくなってしまうものの、悩ませてくれるのがデアゴ版だけに収録されている特典映像の存在。 例えば第1号には放送当時に北海道でしか観られなかった幻の「サイコロ1 テレビ放送ノーカット版」がまるごと収録されています。
DVD全集よりも編集にインディー感・ローカル感が色濃く出ていたり、大泉さんを騙すための偽番組として撮影された歌手アン・ルイスさんへのインタビュー映像も余すことなく収録されていたりと、これまで観たことのなかった『水曜どうでしょう』の起源に触れることができました。
第1号にはほかにもマガジンに載っている大泉さんと嬉野先生の対談の映像版が20分を超えるボリュームで収録されています。 お二人が放送30周年を迎える番組について当時を振り返って爆笑も交えながら語り合う姿は非常に貴重かと。 この映像を観れただけでも買ってよかったです。
3号からは鈴井貴之さんと藤村忠寿さんの対談が収録予定とのこと。
発表されている以外にも新たな映像が!?
第1号に収録されているエピソード「粗大ゴミで家を作ろう」の最後には企画の舞台となった札幌の一等地・宮の森の現在(2025年)の様子が新たに追加されていました。 放送当時から29年を経て大きく発展した町並みが映し出されます。
この追加映像は買ってみて初めて知った存在でした。 「サイコロ1 テレビ放送ノーカット版」や「対談インタビュー映像」とは違ってあらかじめ特典として発表されておらず、マガジンのエピソード解説の中にひっそりと書かれていました。
現在テレビでは最新の映像規格に合わせて高画質化・再編集された「水曜どうでしょう Premier(プレミア)」が放送中ですが、デアゴ版の“宮の森の現在”は「Premier」にもDVD全集にも収録されていないはず(確認できていないので確証は無し、スミマセン)。
もし今後もこのようにデアゴ版にのみ新たな映像が追加される可能性があるのなら、すでにDVD全集を持っている人やテレビ放送・ネット配信で楽しんだ人も改めてデアゴ版に触れる価値はアップしそうですね。
《余談》 とはいえ定期購読すべきか悩ましく……
生粋のファンの方々は考えるまでもなく定期購読を選ばれているだろうかと思いつつ、僕は全巻いくべきかどうか非常に悩んでおります。
これまでに少しずつDVD全集を買い集めてまして、先日ついに最新35弾まで揃えることができました。 そんなわけで本編映像を観たいだけであればすでに手元に揃っているので今の状態でも不自由ないんですよね……。
となると、僕がデアゴ版を買いたくなる要因は本編映像以外の部分、他の媒体では観られない特典映像や番組のウラ側が掲載されたマガジンに限られます。 ただ、現時点で発表されている情報では特典映像は1〜5号くらいまでしか付いていないらしく、残る60号以上はほぼマガジンのみが購買理由になってしまいそうなのです。
第1号のマガジンを読んだ感じでは「満足できる掲載内容だけれど、これだけを目的に約1800円はちょっぴり高いかな……」というのが正直な感想です。 まだDVDを持っていない人でしたら選択肢としてかなりアリだとは思います。
DVD全集とデアゴ版をそれぞれ全巻購入した金額を比べてもそこまで大きな差はありません。 まぁ、どちらも10万円は軽く超えますが……。 副音声を楽しみたいならDVD全集、追加映像と情報マガジンを楽しみたいならデアゴ版が選択の分かれ目になりそうかなと。
僕はひとまず特典映像が収録されている1〜5号まで買ってみて、あとはお気に入りの企画の号に絞って買ってみようかなと検討中です。
こういうのって全巻揃わないと気分的にモヤモヤとなりがちですが、今ではそういうのも妥協できる人間になってしまいました。
自分の好きなものを自分なりのカタチでゆる〜く推していこうと心がけています。 売上にあまり貢献できず申し訳ない限りですけれども。
新たな“一生”の始まりに
番組放送30周年を機に新たなスタートを切ったDVD化の旅。 僕が初めてDVD全集の第1弾「ベトナム縦断1800キロ」を手に取った時から数えても20年近く経っているので月日の過ぎ去るスピードには驚かされます。
今回のデアゴ版で久しぶりに原初の企画「サイコロ1」を観ましたが何度観ても面白いですね〜。 最初にしてすでにどうでしょうスタイルが確立されている……。
何十年経とうとも目減りしない面白さ、これはもう古典の域に入ろうとしているのでは……!
“一生どうでしょうします”を体現せんとする異色のコラボレーション、楽しませていただきました。 そして69号にわたる約2年半の旅をここから見届けたいと思います。
外部リンク
◆ 水曜どうでしょう DVDコレクション – デアゴスティーニ公式サイト
◆ 水曜どうでしょう 30th Anniversary – HTB北海道テレビ公式サイト














