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最近遊んだゲーム〜『パラノマサイト』に『バイオRE:4』がメチャ面白くって〜

少し前に遊んだゲームがあまりにも面白かったので書いておこうかと。 『パラノマサイト FILE 23 本所七不思議』と『バイオハザード RE:4』の2作品です。

良作ロケットスタート2023

いつも毎年末にその一年で触れたゲームについて書き残していますが(詳しくは「きろく」カテゴリにて)、それ以外のタイミングで書くのは珍しいかも。 最近遊んだゲームが「こりゃ感想を残しとかなッ!」と発奮するくらい面白かったので……。

2023年さん、かなりのロケットスタートですね。

パラノマサイト FILE 23 本所七不思議

東京都墨田区に伝わる怪談「本所七不思議(ほんじょななふしぎ)」に隠された「蘇りの秘術」を巡って、呪いの力に目覚めた人々が互いの命を狙って呪い合う群像劇ADV(アドベンチャー)です。

パラノマサイト FILE 23 本所七不思議 – スクウェア・エニックス公式サイト

対応機種はNintendoSwitchPC(Steam)・スマホ(iOS, Android)。 僕はSteam版で楽しみました。

キャラクターがみんな魅力的

遊んでまず感じたのは登場するキャラクターがとても魅力的ということでした。

キャラクターデザイン(見た目)にはじまり、喋り方・性格付け・表情やしぐさ……とにかく誰もが活き活きとしていて、作品上で悪役とされる立ち位置のキャラまでもどこかニクめず印象に残りました。

テンポよく展開される会話劇の中に時折フッと空気を和らげるギャグが織り交ぜられているのが楽しいです。 それによって作品テイストがシリアスに寄りすぎていないところが好き。 ギャグのテイストが話者によって異なるのも偶像劇ならではで各キャラの魅力が際立つように感じます。

ちなみにお気に入りキャラを一人挙げるとしたら……有閑マダム・志岐間春恵さん(の躍動感あふれる表情筋)にグッときました。

画面構成・演出に惹き込まれる

上に挙げたキャラクターとも少し関連しますが、場面ごとに立ち絵の表示や演出表現に工夫が凝らされていて物語に自然と惹き込まれました。

限られた立ち絵パターンでも画面内の立ち位置(手前・奥)や角度など見せ方に変化を与えることで画面構成にこれだけバリエーションを出せるのだなと驚かされます。

背景を360度自由に見渡せるシステムとの親和性もよかったです。 会話の途中で周囲を調べたりする場面があるのですが、それがホラーな内容と見事にマッチしていてイヤな汗をかきながらプレイしました。

こんなに「うわー、振り向きたくないッ!」と感じたゲームはなかったです。

想像を掻き立てる、読ませる文章

ゲーム中に登場した用語について解説したTIPSや登場人物たちのプロフィール、物語の鍵となる本所七不思議の伝承など……本作には至るところに文章が散りばめられています。

そのひとつひとつが面白くって実に読ませる内容なんです。 ゲーム中では語られていない事実が載っていたりもするので読みすすめるのが楽しくて。 プレイヤーが想像する余白を幅広く設けてくれている作品だと感じました。

また、本作ではそういった文章を読み解くことがプレイヤーの大きな武器となるのですが、読み解くまでの道筋がキレイに整備されているので楽しく悩ませてくれるんですよ。

しっかり悩めばちゃんと紐解けるという。 レベルデザインがお見事なのだと思います。

楽曲がすばらしい

作中で流れるBGMがどれもすばらしかったです。 特にタイトル画面で流れるメインテーマ(特にコーラス部分)がしばらく脳内でリフレインして離れませんでした。

サントラが発売された時には即購入してしまいましたもの。 ずっと聴いています。

今、こんなに新しくて面白いADVを遊べるとは

発売日を待ちわびた作品が期待を遥かに超える面白さだった時の幸福感ときたら。 最高のゲーム体験だったと声を大にして叫びたいっす、ホント。

続編やスピンオフがあったら嬉しいなぁ。 ぜひ実現しますように。

この令和の時代にここまで新鮮な手触りのアドベンチャーゲームを味わえるとは思っていませんでした。 まだ2023年も前半ですけれど、今年ベストもあり得る傑作です。

……とここまで書いちゃってなんですが、もしもちょっぴりでも興味を持っている人はなるべく情報を入れず今すぐ触れた方が絶対楽しいですし、期待は決して裏切られないと思いますので、ぜひレッツプレイ!

パラノマサイト FILE 23 本所七不思議 – スクウェア・エニックス公式サイト

バイオハザード RE:4

言わずと知れたカプコンさんのサバイバルホラーゲーム『バイオハザード』の最新作で、2005年にGC(ゲームキューブ)向けに発売した『バイオハザード4』を原作としたリメイク作品です。

僕も原作をすごく楽しませてもらった一人なので今作の発売を楽しみに待っていました。

BIOHAZARD RE:4 – CAPCOM公式サイト

対応機種はPS4/PS5・Xbox Series X/S・Steamです。

端々に見え隠れする原作っぽさが懐かしい

遊んでいる間とにかく実感させられたのは「ちゃんとバイオ4してる!」という原作っぽさでした。

記憶の中で熟成・美化されていた原作(バイオ4)の映像が目の前に広がっているような感じで「知らないはずなのに知っている」不思議な心地が続いていました。 キャラクターたちも今風になっているのにたしかに見覚えがあるんですよね。

しかも原作の要素をただそのまま残すのではなく、ちゃんと現代のゲームとして新鮮な手触りでもって遊べるよう再構築されているところには驚かされました。

制作関係者さんへのインタビューの中で、ご自身も入社以前に魅了された原作の良いところを壊さぬよう苦心された旨のお話をされていて、『バイオ4』は作り手側にとっても重要な作品として存在しているのだなと感じさせられます。

原作から削除されてしまった要素もいくつかあったとはいえ、原作っぽさをこれだけ見事なバランスで盛り込んでリメイクしてくれたカプコンさんの手腕は本当にすごいです。

何度でも遊びたくなる高い再プレイ性

僕の中ではなかなか珍しいことなのですが、あまりにも面白くてすでに5週近く周回プレイを繰り返してます。 トロフィー(実績)もコンプリートしちゃったほど。

原作からしてそうでしたが、とにかく再プレイ性が高いこと高いこと。 不思議なもので何度遊びなおしても面白いんですよね。 他と比べてもここまで瞬間的な熱量がアツい作品はあまりないかも。

今作は普通に遊んでいたら気付きにくい小ネタや2周目以降で実践できるショートカットなどが充実していることもあって、それらを試したりして周回ごとに違った楽しさを見出だせるのが魅力だと思います。

難易度も程よく楽しめる難しさに仕上がっているように感じるのも大きいのかもしれませんね。 難しすぎず、でもしっかりと手応えは感じるバランス……お見事です。

細かなオプション設定にみる遊びやすさへの気配り

僕はどのゲームでも遊ぶ前に必ずオプション画面を覗きます。 どんな設定項目があるのか眺めるのが好きなんです。

過去のシリーズ作でもボタンの機能変更やカメラ速度など設定項目が充実していましたが、今作『バイオハザード RE:4』ではそこからもう一歩進んでいる印象を受けました。

周りに目を向けてみても、ここ数年のうちにプレイヤー側がゲームの遊び心地を細かな部分まで調整できる作品が増えてきたように感じます。 『ザ・ラスト・オブ・アス』シリーズのオプション設定が話題になったのが記憶に新しいです。

『RE:4』でも『ザ・ラスト・オブ・アス』ほどの設定項目とはいかぬまでも、ゲーム中の効果音を字幕として表示したり、画面酔いを抑えるためのいくつかの設定など過去作ではあまり見られなかった項目が充実していて、操作性以外の部分に対する気配りが感じられてよかったです。

そのおかげでゲーム酔いしやすい三半規管よわよわの僕でもクリアまで一度も体調を崩すことなく遊ぶことができました。 これ、めちゃくちゃ嬉しいことなんですよ……!

あまりにも見事なリメイクに感動

僕にとってはもう文句のつけようのないくらい見事なリメイクで「カプコンさん、スゲェな……」という気持ちで胸がいっぱいになりました。

逆にこれだけすごい作品が出ちゃって今後は大丈夫なのかと要らぬ心配をしてしまうのですが、次の『RE』シリーズもありますよね……?

とにかく楽しみに待ちたいと思います。

BIOHAZARD RE:4 – CAPCOM公式サイト

今年はなんかすごいぞ2023

それにしても2023年もまだ3月(発売時点)なのにこれだけ良作を味わわせていただけるとは。 はたして年末を迎える頃には一体どうなっているのか、ワクワクが止まりません。

……と言っているところに『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム』の発送通知が届きましたよ。

ではちょっとだけハイラルの様子を覗いてきますね、ちょっとだけ。

ほな……。

外部リンク

パラノマサイト FILE 23 本所七不思議 – スクウェア・エニックス公式サイト

BIOHAZARD RE:4 – CAPCOM公式サイト

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。