北海道ローカルでありながら全国各地で多くのファンに支持されているバラエティ番組「水曜どうでしょう」。 その出演者が一堂に会するイベント『水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019』のライブ・ビューイング上映を近くの映画館で観てきました。
テレビでしか観たことがなかった『どうでしょう祭』
過去、数年おきに同様のイベントが開催されてきましたが、場所が北海道ということもあって参加は叶わずじまいに終わっていました。
ところが、今回の『祭』では最終日の模様が全国の映画館で同時上映(ライブ・ビューイング)されるとの情報が発表されたため、ダメもとでチケット抽選に応募。
運良く当選し、どうでしょう軍団の勇姿をスクリーン越しながら拝むことができたのでした。
志を同じくする藩士(ファン)たちの姿に感動
『どうでしょう』といえば僕の身の周りでも知らぬ人はいないくらいの作品なので、そこら中にファンがいるということは意識していたものの、僕が参加した劇場やスクリーンに映る現地に集ったファンたちの姿を実際に目の当たりにして「好きなものを同じくする人たちがこんなに……!」と感動してしまいました。
あの時に肌で感じた、楽しい時間を大勢で共有する場の良い空気はたまらなかったです。 ちょっと涙腺にキます。
お目当のグッズが売り切れで買えず……
劇場ではライブ・ビューイング限定品を含む『祭』グッズが販売される予定という情報を耳にしていたので、現地参加ができなくてもグッズを買って気分を味わおうとワクワクしながら足を運びました。
しかし、着いた時にはほとんどのグッズに「完売」の表示が……。 メインビジュアルがプリントされたクリアファイルが欲しいなぁと思っていたのでかなり悔しかったです。
ちなみに、「ミスターの“元妻よありがとう”手ぬぐい」は最後まで残っていました……(笑)
番組中のようなユル〜いステージ
待望の『どうでしょう祭』はのっけから番組を観てるかのような、あのままのユル〜い雰囲気で始まりました。
コスプレをした大泉さんが藤村さんとあ〜だこ〜だ言い合い、それを生暖かく見守るミスターと嬉野先生。 どれだけ年月が経とうと何一つ変わらない安心感があります。
番組主題歌を担当された樋口了一さんも登場し、新曲『永遠のラストショウ』を含む数曲を生演奏で披露してくれました。 数年前に樋口さんが難病を患ってらっしゃることを知って動向を心配していたのですが、今回の『祭』でそれを感じさせないくらいステキな歌声を聴くことができて嬉しかったです。
ミニライブの後、今回の目玉でもある『水曜どうでしょう』最新作(12月末より北海道でTV放送開始予定)の先行お披露目が1・2話連続で行われることに。
ネタバレを避けるため詳細には触れませんが、観た感想としては「とにかく本放送で観られる日が楽しみ!」の一言。 藤村さんは「どうでしょうは迷走している」とコメントしていましたが、ファンとしては“相変わらず(もちろん良い意味で)”などうでしょう軍団の姿にグッと期待が高まりました。
最新作を楽しんだあとは、テレビでしか観たことがなかった「イベント会場での前枠・後枠」撮影へ。 ファンが見守るなか、藤村さん考案の台本に沿って大泉さんとミスターによる掛け合いが撮影されました。 巷で話題のラグビー“っぽい”コスプレが北海道の空の下ではとても寒そうでした(笑)
いよいよイベントも終盤となり、過去のどうでしょうの映像をバックに大泉さんとミスターによるデュエットや、樋口さんをメインに会場全体(ライブ・ビューイング含む)で『1/6夢旅人 2019』大合唱、祭を締めくくる盛大な打ち上げ花火など、油断すると泣いてしまいそうなグッとくる空気が出来上がりました。
(たぶん、こういうのを「エモい」と呼ぶのでしょう)
そして、どうでしょう軍団ひとりひとりからファンに向けてメッセージをもらい、最後に大泉さんが音頭をとって会場全体で「一生どうでしょうしま〜す!」と祭が締めくくられました。
スクリーン越しでも同じ空気を味わえた喜び
今回、現地・北海道から遠く離れた地のスクリーン越しではありながらも、お祭りの空気を味わうことができて本当によかったです。
コンサートなどでも感じることですが、やっぱり実際に同好の士とともに楽しい時間を共有するという経験は一言で言い表せない充実感がありますね。
『どうでしょう』最新作をこちらの地域で観られる日が来るのが今から待ち遠しいです。
《余談》 「北海道物産展」での出来事を思い出した
数年前に近くのデパートで開催された「北海道物産展」に『水曜どうでしょう』ブースが出店すると知って、遊びに行った時のことをふと思い出しました。
『どうでしょう』グッズ販売のほか、番組で使われた小道具の実物が展示されたりなど、身近なイベントとしては意外なほど見所満載な内容に満足したのでした。
ちなみに小道具は「対決列島」企画で使われた「日本地図(直筆の獲得ポイント入)」や、企画冒頭で安田さんが読み上げた「挑戦状(巻物)」などが展示されており感動したのを覚えています。
さらに、その日は特別イベントとして藤村さんや嬉野先生のトークショーも予定されていたのですが、イベント開始前に物産展の会場へ突如お二人が現れて、僕のまさに目と鼻の先を横切って行かれ大興奮でした。
あまりに突然のことすぎて握手も写真撮影もままならず、歩いていくお二人の姿を見送ることしかできなかったのが悔やまれます。
……という、ちょっとした思い出話でした。