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最終楽章に彩り添えるドラマCD『響け!ユーフォニアム 10th Anniversary Disc 〜みんなのストーリー〜』

明けましておめでとうございます。 今年ものんびりやっていきますよ。 まずは昨年末に発売された『響け!ユーフォニアム』のドラマCDの感想です。

原作短編集の選り抜きエピソードがドラマCD化

2025年12月末に小説『響け!ユーフォニアム』をもとにした新作ドラマCD『響け!ユーフォニアム 10th Anniversary Disc 〜みんなのストーリー〜』が発売されました。

原作小説としては現時点での最新巻にあたる『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話』の中から8篇のエピソードがアニメと同じキャスト陣でオーディオドラマ化されています。

また、作品のこれまでを振り返ったインタビューなどが掲載されたスペシャルブックレットや過去作の貴重な特典イラストから抜粋したアートボード10枚セット、今回のドラマCDの複製台本が初回特典として付属します。

「10th Anniversary」とついているとおりアニメ版の放送10周年もお祝いする記念碑的なグッズです。

8篇の収録エピソードについて

『みんなのストーリー』に収録されているエピソードは下記の8篇です。 (公式サイトの記載より)

  1. 〇の中身はなんだろな
  2. 気がある気がする
  3. ランチタイムにて
  4. 四人は幼馴染み
  5. ドライブ
  6. 大人の肴
  7. 新・幹部役職会議
  8. 旧・幹部役職会議

描かれるのは原作小説『決意の最終楽章』(アニメ第3期)の合間とコンクール後に起こった日常的な出来事がメインですが、顧問の教師たちや卒業した一学年上の先輩たちが主役のエピソードもあります。 デカリボンパイセンの“噛み”が素晴らしかったです……(笑)

物語の都合上シリアスな空気が多かった本編と比べると和やかで楽しげな内容が並んでいるので肩の力を抜いて聴くことができました。 本編のピリッとした人間模様も『ユーフォ』の魅力ですが、そこでは見られないほんわかとしたやりとりがあることで魅力を引き立て合っていると思います。

付属のブックレットに載っている石原立也監督をはじめとしたスタッフ陣の座談会では「キャラクターたちの本編では描かれなかったいろんな一面を楽しんでほしい」と今回のドラマCDを振り返っていました。

ほかにも10年間での制作環境や作風の変化に言及されていたり、ドラマCDの聴きどころやジャケットイラストのウラ話など読み応えたっぷりでしたので気になる人はぜひチェックを!

音だけで情景を描くオーディオドラマの妙

『ユーフォ』に限らずいろいろな作品のオーディオドラマを聴く度に、音だけで現状と物語を伝える作品媒体のスゴさを感じさせられます。

そこにあるもの、見えるものをモノローグ(語り)で処理してしまわずにBGM・効果音・人物同士のセリフで描き出していくわけで、それが説明的にもクドくもならず頭にすんなり落ちてくる脚本として構成するのは決して簡単ではないのだろうなぁ……。

あらかじめ原作小説を読んでいたからこそ、文字のみで情景を描く媒体との違いが如実に感じられて面白かったです。 「文字で説明されていた情報をオーディオドラマではこう取捨選択して描くのか」とそれぞれの表現方法を楽しみながら聴きました。

収録されなかった中編の映像化に期待

原作小説『北宇治高校吹奏楽部のみんなの話』には主人公・久美子が卒業する直前の出来事を描いた中編「未来への約束」が掲載されていて、このお話が本編を再び締めくくるカーテンコールのような位置づけに感じられる内容となっています。

今回のドラマCDには残念ながらこの中編は収録されていないのですが、人間関係のさらなる掘り下げや北宇治高校吹奏楽部が紡ぐ次代への継承のほか久美子たちの吹奏楽部員としての最後の演奏が描かれていることを考えるとものすごくアニメ映えするエピソードなんですよね。

オーディオドラマにならなかったことでむしろアニメ化の希望が見え隠れし始めたので、実現されるのをつい期待してしまいます……というか、ぜひ! 何卒!

原作の完結にアニメ放送10周年という大きな区切りを迎えながらも、新たな劇場版の公開などまだまだお楽しみが待っている『響け!ユーフォニアム』にこれからも注目していきたいと思います。

やっぱり良い作品だなぁ……!

外部リンク

響け!ユーフォニアム 10th Anniversary Disc 〜みんなのストーリー〜 - 公式サイト

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六味

アニメゲームが大好き。最近は美術館へ足を運ぶことにもハマっています。このブログでは触れた作品や訪れた場所についての感想などを書いています。